ＡＫＢ柏木の衣装盗難 ネットオークションに…運営会社が落札、本物と確認

　人気アイドルグループ・ＡＫＢ４８の柏木由紀（２０）のステージ衣装がインターネットのオークションサイトに出品されていたことが２１日、分かった。衣装を置いていた倉庫から盗まれたとして、ＡＫＢの運営会社が被害届を出し、警視庁が窃盗事件として調べている。柏木は２０日に行われたじゃんけん大会では初戦で負けたものの、選抜総選挙では３位と人気は高い。柏木のみならず、メンバーが着用したドラマの撮影衣装や握手券など盗難事件は続発しており、人気者ゆえの課題に直面している。

　じゃんけん大会から一夜明け、ＡＫＢに衝撃が走った。人気メンバー・柏木の衣装が盗まれ、オークションにかけられていたことが発覚した。警視庁によると、オークションに出品したのは滋賀県に住む男子高校生（１７）で「インターネットで他の人から買った。盗品とは知らなかった」と話しているという。

　昨年１１月、ＡＫＢの運営会社社員がオークションサイトにステージ衣装が出品されているのを発見。３０万円で落札して現物を手に入れ、本物と確認したため、警視庁万世橋署に被害届を出していた。

　ＡＫＢの衣装は、秋元康プロデューサー（５５）が副学長を務める京都造形芸術大学の学生によるものや、都内の衣装工房などで手作りで制作されており、関係者によれば本物か贋作（がんさく）かは、制作者が見れば分かるという。

　柏木は、２０日に行われたじゃんけん大会では初戦で敗退したものの今年の選抜総選挙で３位に入るなど人気は高い。握手会などでの丁寧な対応から、ファンからの支持も高い柏木だが、思わぬ形で事件に巻き込まれてしまった。

　ＡＫＢを狙った盗難事件は後を絶たず、昨年３月にはテレビ東京で放送され、ＡＫＢが出演したドラマ「マジすか学園」の撮影現場から、衣装や小道具などが盗まれ、男子高校生ら３人が逮捕された。同年６月にはメンバーと握手ができる「握手券」が偽造され、７月には「握手券」そのものが盗難される事件が起こっている。

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