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2011年9月21日(水) 19:17 |
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台風15号、岡山香川でも各地に被害
台風15号は、非常に強い勢力を保ったまま21日午前中に岡山・香川に接近、その後、静岡県へ上陸し21日18時現在、関東地方を進んでいます。 岡山・香川でも、20日夜から21日朝にかけて激しい雨が降り、浸水や土砂災害などの被害が出ました。
台風15号の影響で、岡山市東区竹原地区では砂川の水位が上がり、21日午前6時には避難判断水位に達しました。 このため、周囲の59世帯170人に避難勧告が出されました。 避難場所となった角山小学校には、2世帯10人が避難しました。 また、備前市鶴海では21日未明、近くの用水路の水が溢れ、住宅4棟が床下浸水しました。 溢れた水は21日午前3時ごろに引きましたが、被害を受けた民家には、玄関先にまで泥が流れ込んでいました。 各地で土砂崩れも発生しました。 岡山ブルーラインでは、先週金曜日の大雨のときに土砂崩れが発生した場所の近くで、再び土砂崩れが起こりました。 この影響で岡山ブルーラインは、邑久インターチェンジと虫明インターチェンジの間で、21日18時現在も通行止めが続いています。 土砂崩れによる避難勧告も相次ぎました。 岡山市南区彦崎では21日午前5時すぎ、住宅の裏山が崩れ、7世帯に避難勧告がでました。 高さ8メートルほどの崖が崩れましたが、けが人や住宅への被害はありませんでした。 玉野市向日比では、山沿いに建つ家の下の斜面が崩れかかったため、2世帯に避難勧告が出ました。 一方、香川県内でも断続的に雨が降り、東かがわ市引田では、降り始めからの雨量が観測史上2番目に多い500ミリを超えました。 東かがわ市は20日夜11時に、大雨により河川の氾濫や土砂災害の恐れがあるとして、約5000世帯1万3千人に避難勧告を出しました。 このうち、引田地区の避難所では6世帯8人が避難し、一夜を過ごしました。 東かがわ市のJR高徳線の引田駅付近では、近くを流れる川が氾濫し、溢れた水で線路が冠水したため、列車が運行できない状況になりました。 この台風の影響で、香川県内では三木町やまんのう町などで5棟が床上浸水したほか、小豆島町で、住宅の屋根が強風で一部壊れるなどの被害が出ています。 香川県内に出されていた土砂災害警戒情報や警報は、21日午後2時までに解除されています。
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