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'11/9/22

旧球場解体差し止め控訴棄却

 市民団体「旧広島市民球場の歴史と未来を守る会」(土屋時子代表)が、広島市に旧市民球場(中区)の解体工事差し止めを求めた訴訟の控訴審判決が21日、広島高裁であった。上原裕之裁判長は、原告側の控訴を棄却した。

 上原裁判長は「旧球場は戦後復興体験の象徴」との原告側の主張について、「球団のフランチャイズ球場としての位置付けが大きい」と判断。「建築から50年以上経過して老朽化し、利用者らの生命・身体に対して危険を及ぼす」と解体の妥当性を認めた。

 判決後、原告側は記者会見で「旧球場存続の可否について市民との対話がなかった」と市の対応をあらためて批判。一方で「解体が近く終わるため、上告しない」とした。




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