スイーツジェイピー
ナビゲーション リンクのスキップアニカンジェイピートップ > デイリーインタビュー一覧 > デイリーインタビュー
★アニカンインタビュー
ELISA「Invisible Message」インタビュー 1
ELISAの8thシングルは『劇場版ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH』の挿入歌

今年に入ってから、自分自身にさまざまな変化、そして進化を感じているというELISAが、8thシングル「Invisible Message」をリリース。『劇場版ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH』の挿入歌で、ネクストステージに向かう彼女の想いをストレートにぶつけた、深みと温かさを持ったバラードに仕上がっている。


優しさという風船のなかで、守られている気がするんです。(ELISA)

――シングルとしては「HIKARI」(08年)以来のバラードとなりますね。

ELISA(以下 E) そうなりますね。当時だったら、この「Invisible Message」は歌えてなかったです。音域が2オクターブあって、歌いこなすのはカンタンじゃなかったですね。アニメ「神のみぞ知るセカイ」のOPテーマ「God only knows」に出会って表現の幅も拡がり、成長させてもらったということもあるんですが、今回はニュアンスを付けることを大事にしたんです。

――特に気をつけた点は?

 今まではタイアップする作品の世界観を壊しちゃいけないということに囚われすぎていたんです。みんなが望んでる声はどれだろうって探したり……。でも今回はそういったことを抜きにして、素直に歌いたいと思いました。歌詞にも、余計な言葉などひとつもないし、その一言一言を理解して、みんなに伝えたいという気持が強かったですね。

――この曲は『劇場版 ハヤテのごとく!』の挿入歌ですよね。

 TVアニメ2期のOP(「Wonder Wind」)を担当させてもらっていたから、不安はなかったですね。『ハヤテのごとく!』の世界観は初めてじゃないし、共感できるものだったから……。『ハヤテのごとく!』を盛り上げようとか気負うこともなく(笑)。映画館という迫力満点の環境のなかで早く聴いてみたいです。

――ものすごく楽曲を愛しく思って歌っているという印象でした。

 仮歌の段階で、すでに1曲仕上げる気持だったんです。仮歌は、本来はキーを決めたり、いろんな確認をするためのものなんですが、自分で英詞を付けて歌ってました(笑)。だから歌詞はもちろん、メロディも相当気に入っていたんだと思います。

――レコーディング中のエピソードは、なにかありますか?

 私の歌を聴いたディレクターさんが感極まって泣きました。デビューからずっとみてもらっていて、ELISAを叱って伸ばそうとしてたくらい、恐い人だったんです。その人の心に響いたというのはかなり大きなことだったんじゃないかなと思いました。あとフェイクですね。


つづく


Text/幡野 敬
2011/09/21 13:00:00