Close to Standard

2005.8.20

久々に見た懐かしい映画。

「愛と追憶の日々」の中のセリフで、こんなのがあった。

素直になれない男と女。憎まれ口をついきいてしまう。

ジャック・ニコルソンがシャーリー・マクレーンに言うのである。

「君の持つ何かが、僕を悪魔に変えるんだ」

  

Old Devil Moon」

 

君を見ると突然 君の瞳の中に何かが見えて 僕はその魔法にとりつかれる

そう、それはあの悪魔のような月 きみが空から盗んだ 

あの悪魔のような魅惑の月が君の瞳の中にあるんだ

 

君とその視線が このロマンスを 手に負えないくらい熱いものにしてる

光輝く 夜空の星は 君の引き起こす大混乱に ろうそくさえ灯せないくらいになっちゃっている

 

君は僕を高いところまで羽ばたかせてくれてる

まるで魔法の絨毯に乗ってるようだ

ドキドキしてるんだ 泣きたくて、歌いたくて、狂ったように笑いたいんだ

それはあの悪魔のような月が君の瞳の中にあるから

 

まるで鳥のように

自分は自由だと思った瞬間 あの月が君の瞳の中にみえて 恋に盲目になってしまうんだ

 

今夜は満月。夜風は、確実に秋の気配。

月は秋の季語らしいが、この曲は暑い夏の恋を感じさせる。

アニタ オディの”Anita Sings The Most”で歌われているものが最高にかっこいい!

このアルバムは、私にとってのまさに”真夏の夜のJazz”である。