本当にキレイにできる掃除機 ダイソン「DC22 ddm motorhead」徹底解剖 !PR企画

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本当にキレイにできる掃除機とは? ダイソン「DC22 ddm motorhead」徹底解剖

最新5機種 クロスレビュー あなたが本当に求めている掃除機はコレだ!「サイクロン式」掃除機“徹底”クロスレビュー!

本当に部屋をキレイにできる掃除機はどれか? ここでは、サイクロン式掃除機の最新モデルを価格.com編集部員が実際に使って、「ゴミをどれだけ吸うか」「吸引力は持続するか?」といった掃除機本来の機能を中心に、それぞれの性能と徹底比較した。はたして、その結果は?

吸込仕事率が高い他の掃除機よりもゴミを吸い込み、そしてその吸引力を維持できる唯一の掃除機として証明された「DC22 ddm motorhead」。そのボディに詰め込まれた最新テクノロジーとダイソンならではのこだわりをチェックしていこう。


PART1で解説した独立第三者機関(IBR/英)のテスト結果から、掃除機本来の性能を表しているのは、「吸込仕事率(W)」ではなく「ゴミ集じん率(%)」であるということがご理解いただけたかと思う。
そうなると気になるのが、市場で話題の「吸込仕事率(W)」の高いサイクロン掃除機の“本当の掃除性能”だ。そこで今回は、価格.com人気アイテムランキングでも上位を占めるメーカーのサイクロン式掃除機について、「どれだけちゃんとゴミを除去できるか」という掃除機本来の性能を探るため、「吸引力/吸引力の持続力」に注目し独自のテストを行ってみた。

今回吸引力をチェックするサイクロン式掃除機5モデル

今回ピックアップしたのは、各メーカーのフラッグシップモデル5機種。いずれも、実売価格で5万円以上のハイクラスモデルである。なお、一般的に掃除機の性能を示す単位として用いられる各製品の「吸込仕事率(W)」もあわせて表記しておく。テスト結果とあわせてご確認いただきたい。

DC22 ddm motorhead(ダイソン)

DC22 ddm motorhead

(ダイソン)

スペック

吸込仕事率:210W

重量:4.8 kg


EC-VX2(シャープ)

EC-VX2

(シャープ)

スペック

吸込仕事率:470W

重量:5.1 kg

VC-1000X(東芝)

VC-1000X

(東芝)

スペック

吸込仕事率:450W

重量:5.7kg

MC-R7000JX(ナショナル)

MC-R7000JX

(ナショナル)

スペック

吸込仕事率:570W

重量:4.7 kg

CV-RS1(日立)

CV-RS1

(日立)

スペック

吸込仕事率:510W

重量:5.2 kg


掃除機の清掃機能で問題となるのが、「吸引力の低下」と「排気の汚れ」だ。事実、価格.comのクチコミ掲示板でもこの問題についての意見を求める書き込みが多い。そこでここでは、この「吸引力の低下」と「排気の汚れ」をチェックするために、以下のような実験を行った。

テスト1 「吸引力の低下」はフィルターの目詰まりが原因「フィルターの目詰まり度」をチェック

チェック方法

ベビーパウダー(80g)を吸引 ⇒ フローリング上の食塩を吸引 食塩吸引時、ヘッドの移動は一往復。

「フィルター目詰まり度」チェック方法
結果
DC22 ddm motorhead(ダイソン)

DC22 ddm motorhead (ダイソン)

ベビーパウダー、食塩ともにほとんどもれなく吸い込んだ。感覚としては、吸引力に変化なく、5機種の中では一番力強くスピーディー。


EC-VX2(シャープ)

EC-VX2 (シャープ)

ベビーパウダーを吸い込み終わった時点で「おそうじサイン」が点滅。そのまま吸引は続けられたものの、吸い込みはやや弱い感じ。


VC-1000X(東芝)

VC-1000X (東芝)

ベビーパウダー吸引途中で「フィルターサイン/緑」(警告)ランプが点滅。吸い終わる頃には、フィルターサインの色が赤に変わり、吸引作業ができなくなった。いったんスイッチを切り、フィルター掃除(自動)のあと復活したが、すぐに「フィルターサイン/赤」が点灯


MC-R7000JX(ナショナル)

MC-R7000JX (ナショナル)

若干吸い残しは見受けられたが、パワーの衰えはさほど感じなかった。


CV-RS1(日立)

CV-RS1 (日立)

全体的に吸引力が弱い感じがした。ベビーパウダーも全部吸い込み切るのに5機種の中で一番時間がかかった。フローリング上の食塩も吸い込み切ていない。ただ、吸引しながらもやや撒き散らしてしまっている感がり、吸引力だけでなく、ヘッドの性能にも問題があるように感じられた。


チェック後の感想

テストを終えて感じたのは、日本メーカーの「サイクロン式」は、ダイソンの「サイクロン式」と、そもそもの構造(原理)が異なっているということだ。吸い込んだ空気を大気流で遠心分離するダイソンのサイクロン式に対し、日本メーカーのそれは、結局のところ、吸い込んだあと、微細なゴミは各種フィルターでこしとるという構造になっている。そのため、日本メーカーのサイクロン式掃除機では、フィルターに積もった微細なゴミを自動で除去する装備や、目詰まりを知らせる機能など、さまざまな工夫がされているのである。 だが、この一見気が利いていると思わせる機能は、裏を返せば、吸い込んだゴミをしっかりと遠心分離できる“本当のサイクロン式掃除機”ならまったくもって必要のない機能なのだ。

しかも、なるべく多くのゴミをキャッチするために、フィルターは2重3重になり、構造も複雑になっている。フィルターに頼る掃除機は、必ずフィルターの目詰まり時期がやってくる。複雑な構造になった掃除機のフィルターの手入れは実に面倒だ。 吸引力うんぬんよりも、掃除するたびにほぼ毎回フィルターの手入れをしなければいけないのでは非常にストレスがたまる。その点で、フィルターの手入れが7年間不要という「DC22 ddm motorhead  (ダイソン)」は、価格こそ他モデルより若干高めだが、それだけの価値があると感じられた。

EC-VX2 ダストカップ部 VC-1000X ダストカップ部
CV-RS1 ダストカップ/フィルター部 CV-RS1 フィルター掃除

フィルターの数も多く、機構も複雑化する日本メーカーのサイクロン式掃除機。フィルター掃除用の刷毛が内蔵されている機種もある。毎回このようなお手入れが必要なのだとしたら、掃除はかなり面倒なことになる

テスト2 「排気の汚れ」は不十分な遠心分離でダストカップにゴミをキャッチしきれていないから 「ダストカップ以外のゴミはドコに?」チェック

チェック方法

夜光粉末(50g)を吸引 ⇒ ブラックライトでフィルターをチェック

「ダストカップ以外のゴミはドコに?」チェック方法
結果
DC22 ddm motorhead(ダイソン)

DC22 ddm motorhead (ダイソン)

フィルターの手入れが不要なので、普段目にすることのないDC22 ddm motorheadのフィニッシュフィルター。驚くほどなにも付着していない


EC-VX2(シャープ)

EC-VX2 (シャープ)

見てのとおり、フィルターにはゴミにみたてた夜光粉が光っているが、フィルター以外への付着はあまりない


VC-1000X(東芝)
VC-1000X(東芝)

VC-1000X (東芝)

フィルターに付着している夜光粉はかなり少ないのだが、その1つ手前のフィルターをチェックして、少々愕然とした。ぱっと見で目詰まりが確認できるほど、粉が付着している。ダストカップ以外の部分にも粉がもれすぎている点もやや不安要素である


MC-R7000JX(ナショナル)

MC-R7000JX (ナショナル)

量は少ないのだが、本来のゴミの通り道以外にも夜光粉が見受けられた。密閉度に問題があるのだろうか


CV-RS1(日立)

CV-RS1 (日立)

フィルターへの付着量もさほど多くなく、ゴミの通り道以外での付着はほとんど見られなかった


チェック後の感想

ちなみに、ダストカップに取り込まれた夜光粉の量を測定してみたところ、「DC22 ddm motorhead(ダイソン)」が39グラム、「EC-VX2(シャープ)」が17g、「VC-1000X(東芝)」が10g、「MC-R7000JX (ナショナル)」が24g、「CV-RS1 (日立)」が21gであった。

テストに使用した夜光粉は、ややすべりが悪くしっとりとした感じがあるため、ホース内やヘッド部にも多く残留してしまう。そのため、このダストカップに集められたゴミの量は純粋にサイクロンの性能だけによるものではないが、比較検討材料として参考にはなるだろう。単純に考えれば、ダストカップに集められていないゴミは、掃除機内のフィルター、ホースやヘッド部、もしくは排気として放出されているということになる。ならば、ダストカップにキチンとゴミがたまっている掃除機を選ぶのが、懸命な選択だといえるだろう。

余談ではあるが、ベビーパウダーの吸引テストも回を重ねるごとに掃除機の吸引力が弱まり、左下の写真のように吸いきれずにパウダーが残ってしまったのだが、その部分をDC22 ddm motorheadで吸引すると、何度やっても右下の写真のようにきれいなる。「吸引力が衰えない掃除機」ということを実感したできごとだった。 そして、これこそが、「DC22 ddm motorhead」の真骨頂といえるだろう。

吸引力テストに使用したマット(ベビーパウダーが残っている) 吸引力テストに使用したマットを、「DC22 ddm motorhead」で吸引(ベビーパウダーがほとんど残っていない)
テストには、毎回新品のマットを使用。毛足の短い(2o程度)ものだが、それでも、ベビーパウダーなど粒子の細かいものは一番強いレベルで吸引しても左の写真のように残ってしまう。実験的に、DC22 ddm motorheadで吸引したところ、右の写真のように、眼で見る限りではほかの掃除機で吸いきれなかったパウダーが吸いきれてしまった

さらに、他メーカーとの掃除機との違いを大きく感じたのが、ヘッドの「床面への吸い付き感」だ。今回の実験で、この感覚を具体的な数値で示すことはできないのだが、実際に使ってみてDC22 ddm motorheadのヘッド部分の床との密着度は非常に強く感じられ、このヘッド部分が掃除機本来の性能を大きく左右しているということを実感した。そのうえで、ヘッドを装着せずに数値を算出している「吸込仕事率(W)」というものについて改めて疑問を感じてしまった。

DC22 ddm motorheadのヘッド
DC22 ddm motorheadのヘッド部分(裏) DC22 ddm motorheadのヘッド部分(表)
正直なところ、日本メーカーのものに比べ構造がシンプルに感じられ不安を感じたのだが、真逆の結果となった。ブラシの回転は、床面の状況に応じてオン・オフが可能となってる
参考 VC-1000X(東芝)と CV-RS1(日立)のヘッド部分
VC-1000X(東芝)と CV-RS1(日立)のヘッド部分


日本メーカーの掃除機は、DC22 ddm motorheadに比べ、毛の密集度も高くブラシ部分に素材の異なるものを組み合わせるなどさまざまな工夫が見られるが、髪の毛やペットの毛を吸引する実験では、ブラシ部分にそれらが絡み付いてしまい、それを取り除くのが面倒に思えた。また、それらの付着が吸引をさまたげている感じも見受けられた
「DC22 ddm motorhead」公式サイトはこちら!dyson メーカーブログはこちら

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