発電所の敷地前面の砂丘は、台風時の高波浪などにより浸食されて自然堤防の役割を果たさなくなるようなことはないのですか?
ご回答
浜岡原子力発電所の敷地前面砂丘については,テトラポッドなどの消波ブロックを設置したり,植栽や堆砂垣注),砂による盛土などの適切な保全対策を実施していることから,その健全性は維持されています。
砂丘を含む敷地前面の海岸・海底地形については,20年以上にわたって継続的に測量を実施しており,その結果,砂丘の健全性を損なうような浸食等の変化が生じていないことを実際に確認しています。
注) 堆砂垣:海から吹く風等によって運ばれる砂を抑留・堆積させ,砂丘の現状を維持するために設置するもので,浜岡原子力発電所においては,浜岡周辺でよく用いられている竹簀(たけす=竹で編んだすのこ)や粗朶(そだ=切り取った木の枝)を設置しています。