麻里子様、涙の６連勝Ｖ！最年長念願のセンター！…ＡＫＢじゃんけん大会

　ＡＫＢ４８の２４枚目シングル（１２月７日発売）を歌う選抜メンバー１６人を決める「第２回じゃんけん大会」が２０日、東京・北の丸公園の日本武道館で行われ、篠田麻里子（２５）が優勝した。０６年１月にＡＫＢ４８入りしてから初のセンターに「メチャクチャうれしいです！」と涙。一方、選抜総選挙１位の前田敦子（２０）、２位の大島優子（２２）はともに初戦で敗退。６人が初の選抜入りを果たした。

　「マリコ！　マリコ！！」武道館を埋めた１万１０００人のお祝いコールに、メンバー最年長の篠田がうれし涙を流した。

　藤江れいな（１７）との決勝戦。パー、チョキ、パー…。あいこが３回も続くまさかの展開に、会場のテンションは高まるばかり。手に汗握る名勝負は４回目、グーで藤江のチョキを仕留めた。篠田は天を仰ぎ、信じられない様子で顔を覆ったが、１０秒ほどすると、この日一番の笑みを見せ、大きな目から涙がこぼれた。

　優勝直後、「正直、初戦で負けるつもり…というか負けるかなと思ってた」と漏らした言葉が、心情を物語っていた。篠田は選抜組の常連。運の勝負となるじゃんけん大会は、ベテランの自分よりも、選抜入り経験のない若手にチャンスをあげたかった。

　昨年の１回戦では研究生の中村麻里子（１７）に勝つと思わず「ごめん」と謝罪。今年も勝つたびに、まるで失敗してしまったかのように手で顔を覆い、３回戦で鈴木まりや（２０）に勝ったときは「ごめんなさい」と思わず謝った。選抜入りのベスト１６以後も自然体で勝負し「気づいたら勝っていた」。まさに無欲のＶだった。

　０６年１月にＡＫＢ４８に入ってから６年目で初、歴代最年長のセンターをゲットした。優勝直後「ここに立っているのが不思議な気分」と夢心地だったが、すぐに喜びも湧いてきた。「正直…メチャクチャうれしいです。選抜初のセンター、ステキなシングルにしたいと思います！」。左耳にチョキ形イヤリングを輝かせ、トロフィーを手に宣言し、堂々とじゃんけんクイーンの椅子に腰掛けた。今後は１２月のシングルだけでなく、ＵＨＡ味覚糖「ぷっちょ」の新ＣＭでもセンターを務める。

　「じゃんけんは弱い」と公言していたが、自他ともに認める強運の持ち主。昨年、スポーツ報知の取材に「懸賞系がよく当たるんです。私の名前で出したら、映画のチケットや商品券など、もろもろ当たってました。基本的に運で生きているようなもの。私といると『ついていることが起こる』とよく言われます」と胸を張っていた。

　篠田はスポーツ報知で競馬予想コラム「お願い当たって！」を担当中。１０月２日、スプリンターズＳから始まる秋のＧ１シーズン、本戦参加６８人の頂点に立ったじゃんけんの強運を、競馬予想でもいかんなく発揮してくれそうだ。

　◆本紙競馬予想で３万馬券的中
　スポーツ報知に毎週日曜掲載のコラム「篠田麻里子のお願い当たって！」では、８月７日の関屋記念で１着馬レインボーペガサスを本命とし、３着まで◎〇▲でピッタリ３連単３万５７４０円を的中。また、今月１１日の京成杯ＡＨでは、買い目こそ出さなかったものの、７番人気のアプリコットフィズを本命視。見事２着に好走し、３連単３万５０４０円の高配当決着を演出する穴馬を見抜いていた。

　◆第２回じゃんけん大会　１２月に発売される２４枚目シングルを歌う選抜メンバー１６人をじゃんけんトーナメントで決める。優勝者がセンターポジション。昨年はＡＫＢ４８の５１人だけの参加だったが、今年は規模を拡大。ＡＫＢ４８は、チーム「Ａ」「Ｋ」「Ｂ」「４」のメンバーに研究生予備戦を勝ち上がった入山杏奈（現チーム４）ら３人を加えた６１人が参加。ＳＫＥ４８、ＮＭＢ４８は予備戦を行い、上位５人ずつが本戦に進出した。総勢７１人だったが、ＡＫＢ４８の森杏奈が卒業、大場美奈とＮＭＢ４８の島田玲奈が謹慎したため、６８人で争った。

　◆篠田　麻里子（しのだ・まりこ）１９８６年３月１１日、福岡県生まれ。２５歳。チームＡ所属。２００５年１０月、ＡＫＢ１期生オーディションに落選も、劇場内のカフェの店長として勤務。「カフェの子がかわいい」と評判になったことから０６年１月にデビュー。以降、高い人気を誇り、総選挙順位は３、３、４位。昨年のじゃんけん大会は２回戦敗退。愛称はまりこ、まりこ様。身長１６８センチ。

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