野田佳彦首相は20日、福島県広野町議会の坂本紀一議長らと首相官邸で面会した。東京電力福島第1原発の原子炉の冷温停止を目指す「ステップ2」の終了時期について、首相は「何とか年内に実現できるよう、目標前倒しに頑張っている」と述べ、来年1月の目標期限を前倒しして年内に達成することに意欲を示した。
終了時期の前倒しは細野豪志原発事故担当相が19日、ウィーンの国際原子力機関(IAEA)総会で表明している。
一方、政府と東京電力は20日、原発事故収束に向けた取り組みと被災者支援の工程表を一部改定。ステップ2の終了時期については、工程表は従来通り10月中旬~来年1月中旬とするにとどめた。内閣府の園田康博政務官は会見で、原子炉圧力容器底部の温度が同原発1号機では安定的に100度以下になっていることなどを挙げ「(冷温停止は)年をまたぐには至らない、というのが現時点での見立てだ」と説明した。【笈田直樹、宮城征彦】
毎日新聞 2011年9月20日 20時57分(最終更新 9月20日 21時16分)