9月13日のニュース
福島西部の線量測定まとまる(9月13日 8:30更新)
福島県西部の地表の放射線量を上空から測定した結果がまとまり、福島第一原発からおよそ150キロの只見町の一部を始めとした地域でも、ところどころでいわき市などと同じ程度の値が計測されています。
文部科学省は、先月下旬、福島県西部の上空から地表の放射線量を測定し、すでに公表している県東部の測定結果と合成して地表から1メートルの高さの放射線量を示した地図を作りました。
1時間当たり、0.2から0.5マイクロシーベルトは水色、0.1から0.2マイクロシーベルトは青色、0.1マイクロシーベルト以下は濃い青色で示されています。
このうち、山形県との境にある喜多方市の南部から柳津町かけての一帯を始め、福島第一原発からおよそ150キロの只見町の一部、それに南会津町の南部など、ところどころで水色の区域が広がり、いわき市や白河市の大部分と同じ程度の値になっていることが分かります。
今回の測定結果について、学習院大学の村松康行教授は「きのこや山菜は土や落ち葉に付着した放射性セシウムを吸収しやすい。放射線量が比較的低い、原発から離れた福島県西部でも注意が必要だ」と指摘しています。
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