英女性殺害:市橋被告に求刑通り無期懲役判決

2011年7月21日 14時42分 更新:7月21日 18時39分

市橋達也被告
市橋達也被告

 千葉県市川市のマンションで07年3月、英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)の遺体が見つかった事件で、殺人と強姦(ごうかん)致死罪などに問われた市橋達也被告(32)の裁判員裁判で、千葉地裁(堀田真哉裁判長)は21日、求刑通り無期懲役を言い渡した。

 論告求刑で検察側は「身勝手な動機で何の落ち度もない被害者をじゅうりん、強姦、殺害、遺体を遺棄した刑事責任は極めて重大」と指摘する一方、「被害者が1人であることなどを考えると、死刑を求めるのは躊躇(ちゅうちょ)せざるを得ない」として無期懲役を求刑していた。

 市橋被告は最終陳述で「遺族がこの先どんな気持ちで苦しんで生活していくかや、リンゼイさんが怖い思いで亡くなったことを、苦しんで考え続けながら残りの人生を終わらせることが償い」と述べ、法壇に頭を下げていた。【斎川瞳】

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