東日本大震災:仙台空港 4カ月半ぶりに定期便の運航再開

2011年7月25日 11時24分 更新:7月25日 12時32分

定期便が再開し、手荷物検査場で仙台銘菓を乗客に配る武者姿の人たち=仙台空港で2011年7月25日、津村豊和撮影
定期便が再開し、手荷物検査場で仙台銘菓を乗客に配る武者姿の人たち=仙台空港で2011年7月25日、津村豊和撮影

 東日本大震災で被災した仙台空港(宮城県名取市、岩沼市)が25日、約4カ月半ぶりに国内線定期便の運航を再開した。同日朝の記念式典に村井嘉浩知事、日本航空の大西賢社長、全日空の洞駿(ほら・はやお)副社長らが出席し、再出発を祝った。運航ダイヤも震災前にほぼ戻り、事実上の復旧となった。

 仙台空港は津波で滑走路が冠水したほかターミナルビルが損壊。4月13日に国内線の一部が臨時便で再開した。7月25日の定期便再開で札幌や大阪(伊丹)、福岡など8路線で41往復する。国際線は同日から韓国・ソウルなどの臨時便を運航する。

 仙台空港ビルの伊藤克彦社長は「官民挙げての団結で、非常に短い期間で復旧できた。お客様にたくさん来ていただき、東北復興の礎になっていきたい」と述べた。【平元英治】

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