菅首相:政権公約の財源「甘い部分もあった」…参院予算委

2011年7月22日 11時47分 更新:7月22日 14時32分

参院予算委で答弁する菅直人首相=国会内で2011年7月22日、藤井太郎撮影
参院予算委で答弁する菅直人首相=国会内で2011年7月22日、藤井太郎撮影

 菅直人首相は22日午前の参院予算委員会で民主党の09年衆院選マニフェスト(政権公約)について「財源に関しやや見通しの甘い部分もあった。国民におわびを申し上げたい」と陳謝した。公明党の渡辺孝男氏への答弁。

 一方、民主党の岡田克也幹事長は同日午前、民主、自民、公明3党の幹事長会談で、マニフェストについて「見通しの甘さを国民に率直におわびする」と、21日の記者会見での発言内容を説明しながら陳謝。特例公債法案の成立条件の一つである子ども手当の修正について「譲歩した具体的な提案をする」と協力を要請した。

 自民党の石原伸晃幹事長と公明党の井上義久幹事長は会談で、陳謝について「特例公債法案を審議する環境整備が一歩前進した」と評価。岡田氏はマニフェストの高校授業料無償化と農家への戸別所得補償も、来年度予算編成を念頭に「来年以降は各党の議論を拒否するものではない」と伝えた。【西田進一郎、小山由宇】

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