(cache) 【Kalafina】Kalafina 3rd Album『After Eden』リリース直前インタビュー! – OH

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Kalafina9/21『After Eden』

Kalafina 3rd Album『After Eden』リリース
直前インタビュー!

9月20日 12:22 更新

■この1年半の活動を通して得られた“ライブ感”のある新曲ができた(Keiko)

『After Eden』初回生産限定盤

━━3rd Album『After Eden』のリリースを目前に控えてのご感想をお聞かせいただけますか?

Wakana「2011年は『Magia』を第1弾シングルとしてスタートした年で、この8カ月の中で私たちが得たものは沢山あります。3月に大地震もありましたし、その2週間後にはツアーが迫っていたので、精神的にも自分たち3人の力というものをすごく感じました。周りの方々の協力も大きかったですし、そこから始まった3月、4月のツアーで得たものというのは本当に大きくて、それを持った上でL.A.に行ったりとか色んな経験を通して、この3rd Albumが発売できたと感じています」

━━3枚目ということについて、特別な思いや考えはありますか?

Wakana「他のアーティストの皆さんも同じだと思いますけど、3枚目のアルバムってすごく“色が変わるかどうか”という難しいラインだと思うんです。進化をしなければいけないというわけではないですけど、やっぱりリスナーの皆さんの期待も大きいじゃないですか。“Kalafinaはここに留まるんじゃないよね”と、みんなが思ってくれていると思いますので、それに応えられるアルバムになったのではないかなと思います。自分たち自身も新しいスタートを切れる、そしてまた新しいものを見せることができる、そんなアルバムになったと思いますので、自信を持って皆さんにお届けできます」

━━震災での経験がなければ、また違った形のアルバムになっていたという思いはありますか?

Wakana「いえ、逆に思わないですね。でも、震災直後のツアーの時に感じたパワーというのは大きかったです。お客さんの笑顔だったり、涙だったり、そのパワーというのはものすごくて、二度と経験できないものだと思います。その時に、たくさんの人に支えられているんだという気持ちを感じられたというのは本当に大きかったんですけども、改めて今それを感じるだけであって、この3rd Albumにかける思いというのは、これまでの8カ月に何があっても一緒だったと思うんです。ただ、自分たちの経験値というのはライブであったり、人との出会いを通して変わってきたので、そういう意味では少し膨らみが出たという部分はあると思います」

━━Keikoさんはいかがですか?

Keiko「前作の『Red Moon』から1年半ぶりのアルバムになりますけど、その間いろんな活動をやらせてもらいました。止まっている時間はなかったですし、3人でいる時間も多かったですし、常にKalafinaとして生活をしていた1年半でした。アルバムの新曲というのは、前作のアルバムを出してからの期間内でどれだけ私たちが変わったかによって、歌える曲、歌えない曲が出てくると思っていて、そういう意味では表に出る機会が多かったので、場数を踏ませてもらったことの影響は大きかったと思います」

━━その新曲たちはどんなものになっていますか?

Keiko「今回、“生感”や“ライブ感”を感じることのできる曲が多いですね。そうなったのは、この1年半の活動を通して得られたものが影響したからなんです。たくさんのイベントに出ると、メンバーから刺激を受けるほかにも、いろんなアーティストさんを見ることができて外からも刺激を受けることができます。そうして、知らず知らずのうちに受けた刺激、その一つ一つが新曲に注がれて、それがCDとして感じてもらえるような一枚になったのは、そういった活動があったからかなと思います」

━━Hikaruさんはいかがでしょう。

Hikaru「濃かったですね。Kalafinaとしてのこの1年半は、すごく成長できた期間だったと思います。今回の『After Eden』を出せることになったというのは、自分の大きな基点になるかなと思います。自分の中で3枚目というのは重要な位置にあって、今までできなかったことや、やってこなかったことが、このアルバムではできたという部分もあるので、また新しい一歩を踏み出すことができました。でも今までのKalafinaというものもちゃんと存在している3rd Albumになっています」
 

 
■良い意味で笑えるくらい『Magia』が浮いているんです(Wakana)

━━「きてん」という意味ではシングル『Magia』は、2011年の起点でしたよね。

Wakana「『魔法少女まどか☆マギカ』という作品の影響はすごかったな、と改めて感じます。日本の文化であるアニメの力っていうのは、これほど影響があるんだと感じましたし、2011年の第1弾シングルということもあり、これまでと違うKalafinaを自分たちでも感じました。『Magia』でKalafinaをたくさんの人に認識してもらえたというのは嬉しかったですね」

━━“認識してもらえた”という感触は、どの辺りで感じ始めたのでしょうか?

Wakana「まずはランキングとかですごく感じました。Kalafina史上でも一番高いランキング(シングル)だったのでアニメの凄さというのは感じましたし、今回アニサマに出演させていただいた時も、最初のovertureで『マギカ』の映像が流れた時のオーディエンスのどよめきがすごくて、やっぱり人気があるんだなと感じました。私の中で『Magia』は、初めて聴いた時の印象とアニサマで歌った時の印象が大きく変化していて、歌えば歌うほどその奥深さに気付いてきました。最初に聴いた時は「妖しい」「怖い」という印象があって、歌詞も怖い感じがするんですけど、でも全体的には前に進もうとする力を感じる強い歌だと思うんです」

━━確かに『Magia』はそれ単体での印象も強い楽曲ですので、今回のアルバムではどんな立ち位置になるのかも気になります。

Wakana「レコーディングする前にアルバムの全体像を想像した時、『Magia』っぽいというか、そういった“色”の楽曲がたくさんこのアルバムに含まれていくのかな? と想像していたんですけど、でき上がるとやっぱりKalafinaの色になりましたし、その中で逆に良い意味で笑えるくらい『Magia』が浮いているんです。私はそれがカッコイイなと思いますね」
 
■皆さんにグッと近づいたような、人間味を感じる、そんな「リアルさ」(Wakana)

━━1st Album『Seventh Heaven』ではKalafinaの「紹介」、2nd『Red Moon』ではKalafinaの「挑戦」というイメージがあって、今回の3rdは「進化」という言葉が合うなと個人的に感じています。皆さん自身はどんなイメージを持たれていますか?

Wakana「一人ひとりのイメージがあるとは思うんですけど、私は今回の作品は「リアル」だなと思いました。今までの幻想的な雰囲気とか、違う世界、かけ離れた存在というよりも、皆さんにグッと近づいたような、人間味を感じるそんな「リアルさ」を感じました」

━━現実的な、人の感情を歌ったような歌詞が多いですよね。

Wakana「ファンタジックな言葉ではなくて、たとえば「傷ついた心」というのはそのまま「傷ついた心」と表現するというように、ストレートな部分が増えたような気がします」

Keiko「その「リアルさ」というのは、サウンド面でいうと、さっき言った“生感”に繋がるかなと思います。でも曲調は“The Kalafina”という感じで、方向性が大きく変わっているというわけではありません。ただ、打ち込みでクールな部分、加工している部分、様々な電子音といったアレンジの仕方に“生感”があるというだけで、少しリアルに感じるんです。歌詞についても、梶浦さんの書く歌詞は独特なので、普段あまり使わない言葉だったりとか、懐かしい言葉だったり、そういうKalafinaらしさというのは変わらずに出ていると思います。そういう根本があって、サウンドと同じように少しリアルを感じてもらえるような言い回しとか、曲自体を誰に当てはめているのか、そういったところが少しずつ変化してきた、そんなアルバムだなと思っています」

■ライブって人の感情をすごく受けるんだなと思いました(Wakana)

━━『After Eden』というタイトルに込められた意味はあるのでしょうか?

Keiko「こういう意味です、というのはあえて私たちからは言っていなくて、前作、前々作もそうですが、Kalafinaの楽曲に対して、想像してほしかったり、皆さんが聴いてくれた時のイメージというものを大切にしたいという思いがあります。私たちが「『After Eden』とはこういう意味です」と決め打ちすると、やっぱりその印象がついてしまって、それはKalafinaじゃないなと思っていて。だから、さっき言ってくださった「進化」じゃないですけど、新しい扉をもう一つ開いたなくらいの、それくらい柔らかいイメージで私たちはいます。皆さんそれぞれで『After Eden』のイメージを持ってもらって構わないと思います」

━━ジャケットを見てるとこれまでのものよりも、少し色味を抑えてモノクロ気味な雰囲気ですが、そういった意味では、リスナーサイドで各々の色を付けていいよ、という部分もあるのでしょうか?

Keiko「この色味とか雰囲気というのは、基本的に梶浦さんのイメージで作られていくので、全体的には、アルバム全曲を聴いた時に「あ、このイメージだ」と思って納得していただけるものになっていると思います」

━━全曲通して聴いた際に、前作で感じた様々な風景がある場所を飛び回っている世界旅行のようなイメージとは違い、今作は「エデンの園」の絵のような一つの風景の中で、人がいて、動物がいて、樹があって、川があって、その中で様々な事象や感情が存在していて、それらを一つ一つ歌にしているようなイメージを感じました。

Keiko「素敵なイメージですね」

Hikaru「でもそういうイメージです」

Wakana「そういう風に思っていただけて嬉しいですし、皆さんそれぞれで受け取っていただいて全然構わないので、素敵だと思います。そう言われると、本当に人間にはこれだけ様々な感情があって、これだけ多くの表現ができるんだという部分を、この一枚を通して聴くと感じます。『Eden』(track1)みたいな場所に憧れたりもしますし、『ことのは』(track8)のように、言えない言葉というのを表現すると“こうなるんだ”となりますし、『胸の行方』(track11)では明るくて空を見上げて誰かに伝えたいというような風を感じたり。人っていろんなことを思うし、考えるんだなって感じますね」

━━だから、track1から13まで聴き終わった後に、もう一度track1『Eden』に戻りたくなります。輪廻するような。track2から12までの中で、様々な感情が表現されて、track13でまた生まれ変わるような。

Hikaru「いつもより皆さんに近いような言葉を選んだ歌詞が多いので、歌い手としても今まで自分が体験してきたこと、感じてきたこと、そういった感情の部分を出しやすい曲が多かったので、そういう感想をいただけるのは私たちとしても嬉しいです」

━━Wakanaさんもそういった感情を反映できたという感触はありましたか?

Wakana「具体的に曲を挙げると、『sandpiper』(track2)で、今まではしたことがなかったんですが、仮歌レコーディングの前日にちょっと歌ってみようということになって、ブースにHikaruと二人で入って同時に歌った時に、Hikaruの表現すること、想っていることを直で感じたんです。それがライブっぽくて“生感”をすごく感じたので、ライブって人の感情をすごく受けるんだなと、その時改めて思いましたね。レコーディングって自分の世界の中で表現するとか、二人が入れた曲に対してコーラスを入れる時も自分の中だけの作業に徹する時間になるので、改めて感情というものを大事にするって大切だし、素敵だなって思いました。やっぱり人の気持ちって反映されるんですね。受け取るってそういうことだなというか」

━━前作、前々作でのレコーディングから変わったところがそういった部分になるわけですね。それは技術的な変化、ということになるのでしょうか。

Wakana「あとは経験ですかね。ライブが多くてたくさんの場所でたくさんの人と会えたということもありますし、その中で3人での練習やリハーサルをする時間が増えました。コミュニケーションってやっぱり大事で、「そういえば昨日こんなこと言ってたよね」って笑い合える時間ってすごく癒しになるんですよ。コミュニケーションを多くとることで、ライブでのパフォーマンスも変わっていくんです。その中で、3年半やってきたというのもあり、このアルバムで表現できているんじゃないかなと思います」

━━それこそ2011年はライブの年と言えるくらい展開されていますからね。

Wakana「特に1st AlbumではKalafinaとしてのライブをほとんどやっていなかったので、全く未知の世界からのスタートという部分があって、2nd Albumの時にちょっとずつですけど、みんなの前に出ていって動く私たちというのを表現してきました。その時から考えると、私たちの中で変わってきたもの、“ライブ”というのはなくてはならないものになったという経験は大きいです」

Hikaru「この1年半だけでもたくさんのライブをやらせていただいて、今まで歌ってきた曲も大好きなんですけど、やりたいことが増えてきました。ここまで3人で歌えるようになって、じゃあもっとこういうことができるんじゃないか、という思いも強くなって、それが3rd Albumにも生かせたかなと思います。曲調も今までの曲にないものがあったので、これまで自分がしてこなかった歌い方とか、こういう風に歌ってみたいなって思ったのも含めて、梶浦さんと相談しながら歌っています。1曲挙げると『neverending』(track7)の歌い方が自分の中でも挑戦でした。懐かしい感じと、ちょっと童話チックで一瞬考えないと分からない言葉遣いもあって、その部分を自分で考えた時に、印象に残りやすい歌にしたいので、ちょっとクセのある歌い方をしたいなと思ったんです。ただ、そうなると作り手の梶浦さんの持つイメージから違ってきてしまうといけないので、まず仮歌の時点でその歌い方で歌ってみたら、梶浦さんから「良いね」と言っていただけたので、じゃあこれでいこうと。だから他の楽曲より少しクセのある歌い方をさせてもらった曲になりました」
 

 
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