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2011年9月19日(月) 19:23 |
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県が産廃処理の遅れで住民説明会
不法投棄された産業廃棄物の量が、当初の見込みを上回り、産廃の処理が3年半遅れることになった香川県の豊島で、香川県の担当職員が処分計画の見直しについて、住民に対する説明会を行いました。
豊島の家浦岡集会場で、産業廃棄物豊島住民会議の全体会議が開かれ、香川県の職員が新たに見つかった産廃と、処理期間の延長について説明しました。 豊島に不法投棄された産業廃棄物は、約66万トンとみられていましたが、今年に入って新たな産廃が見つかり、総量は約90万トンになることがわかりました。 県では、国の補助が受けられる来年度末までに産廃の処分を終える予定でしたが、当初の計画より、処理期間は3年半延び、経費も約137億円増えて約467億円になることが報告されました。 説明の後、住民からの「今後さらに産廃の量が増えることはないのか」という質問に対し、県は「多少の増減はあるかもしれないが、大きく増えることはないと考えている」と答えました。 産業廃棄物豊島住民会議では、19日の県の説明について地区別で集会を開いて、住民に伝えることにしています。 産廃処理に必要な費用に対する国の負担について県は、国に補助期間の延長を要請しています。 これに対し、国も前向きに検討すると回答しています。
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