和歌山・田辺市の土砂崩れダム 決壊の恐れ |

厳重な警戒が必要 |
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紀伊半島にできた土砂崩れダムのうち、和歌山県田辺市の土砂崩れダムが夜にも決壊し土石流が発生する恐れがあり、警戒が続いています。
熊野地区のダムでは午前0時の段階で、水位は満水まで40cmとなっていて、この2時間で9cm上昇していて、近畿地方整備局では「いつ水が溢れてもおかしくない」としています。
また、集落の約400m手前に迫っている奈良県の野迫川村北股地区、そして五條市大塔町赤谷地区の2つのダムについては、早ければ20日昼以降に決壊する恐れがあるとしています。
一方、十津川村長殿地区と栗平地区の土砂崩れダムについては、決壊の恐れは小さいということです。
近畿南部では今後大雨が続くことが予想されていて、決壊とともに新たな土砂災害への厳重な警戒が必要です。
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2011/09/20 0:25:
更新) |
兵庫・姫路市の交差点で事故 6人重軽傷 |

事故があった交差点 |
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19日夕方、兵庫県姫路市の交差点で自動車4台と自転車がからむ事故があり、2人が重傷、4人が軽傷です。
19日午後4時20分ごろ、姫路市中地の交差点を走っていた普通乗用車3台に、横から来た保冷車が次々と衝突しました。
この事故で、横断歩道を自転車で渡っていた男子高校生(16)も巻き込まれ、頭蓋骨や背骨を折る重傷を負いました。
また保冷車を運転していた男性も重傷、ほかの車に乗っていた4人が軽いけがをしました。
警察は、保冷車の運転手が赤信号を無視して交差点に突っ込んだものとみて、けがの回復を待って詳しく事情を聴く方針です。
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2011/09/20 0:24:
更新) |
土砂崩れダム 田辺市熊野、五條市赤谷、野迫川村北股で20日に決壊の恐れ |

”決壊”に備え各地で厳重な警戒が続く |
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近畿地方整備局は、紀伊半島にできた土砂崩れダムのうち、田辺市の土砂崩れダムが大雨によって20日未明に決壊する恐れがあるなどとする見通しを示しました。
【近畿地方整備局】
「最短で、熊野に置きまして、明日明け方から朝頃に河道閉塞(土砂崩れダム)において越流が始まり、土石流が発生する恐れがあります」
近畿地方整備局によりますと、今後予想される大雨で、田辺市熊野(いや)地区のダムは30ミリから60ミリの雨で、早ければ20日の午前3時から朝にかけて決壊する恐れがあるということです。
また、集落のおよそ400m手前に迫っている奈良県の野迫川村北股地区、そして五條市大塔町赤谷地区の2つのダムについては、早ければ20日昼以降に決壊する恐れがあるとしています。
【近畿地方整備局】
「(大雨によって)満水になってあふれ出す可能性がある避難が必要と考えている」
一方、十津川村長殿地区と栗平地区の土砂崩れダムについては、決壊の恐れは小さいということです。
近畿南部では、20日の夕方にかけて多いところで200ミリの雨が予想されていますが、雨はさらに21日夕方にかけても強く降るとみられていて、厳重な警戒が必要です。
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2011/09/19 20:42
更新) |
警戒区域の住民むけに一時帰宅の申請受付 奈良・十津川村 |

「いつまで続くのか」と住民 |
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奈良県十津川村では、土砂崩れダムの決壊に備え村内3地区が警戒区域に設定されています。18日から、一時的に警戒区域に立ち入るための申請が始まり、多くの人が役場などに訪れています。
十津川村では土砂崩れダムの下流にある3つの地区が警戒区域に設定されています。村は18日から一時立ち入りの申請を受け付け始めていて、避難していた住民が訪れています。
【役場で申請した女性】
「なんとか手段があれば行けるかなと。頑張って行きたいなと思ってますけど」
立ち入りの申請はきのうまでで94件あり、19日も30件以上の申請があったということです。
一方、警戒区域の入口では警察官などが立ち、引き続き通行規制が続いています。19日から、この場所でも通行許可の申請を出来るようになりました。
【大阪から来た男性】
「いつも五條から(村に)入ってきたんやけどな」
Q仕事に支障は?「仕事、止まってますねん」
規制が完全に解除されるにはまだまだ時間がかかりそうです。
いつ終わるか、先の見えない状況に村民にも疲れの色が見えています。
【男性】
「もし(栗平の土砂崩れダムが)崩壊したら、この川に来る。多分大丈夫だと思うけど…不安やね」
【女性】
「これからずっとこんなこと続くのではと思う」
19日午後4時半ころから雨が断続的に降り出し、再び緊張が高まる十津川村。土砂崩れダムの決壊や、新たな土砂崩れの発生に厳重な警戒が必要です。
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2011/09/19 20:42
更新) |
大雨で警戒強める 奈良十津川村 |

住民は不安な一夜を迎える |
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奈良県十津川村では、夕方に入って降り始めた雨が徐々に激しさを増しています。
この雨で、20日にも土砂崩れダムが決壊するおそれがあると伝えられた村役場では緊張感が高まり、関係者への連絡の準備を着々と進めていました。
「今とるべき対策は万全を期してとっている」(担当者)
また、住民は「どうなるかわからないので心配。なんとか雨の量は少なくすんでもらいたい」と話しました。
五條市・赤谷の土砂崩れダム下流にある十津川村風屋地区の住民は、警戒区域ではないものの、いつ土砂災害が発生しても避難できるように準備していました。
今後、さらに激しい雨が予想され、川の氾濫やあらたな土砂災害への警戒感から、役場も住民も不安な一夜を迎えています。
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2011/09/19 20:42
更新) |
「2年前の恩返しを」兵庫・佐用町水害の遺族が那智勝浦町でボランティア |

感謝の気持ちが被災地をつないだ |
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那智勝浦町など和歌山県内の被災地にはこれまでおよそ1500人のボランティアが訪れています。
中にはかつての恩返しをしたいと、ボランティアに参加した男性の姿がありました。
那智勝浦町に到着したのは、兵庫県のボランティア23人です。
ここ川関地区ではほとんどの住宅が浸水。
町には泥やガレキが散乱し、復旧作業は思うように進んでいません。
ボランティアはさっそく住宅にたまった泥をかき出す作業などを手伝います。
参加者の一人、小林武さん(70)は2年前の水害で大切な家族を失いました。
2009年8月に兵庫県佐用町を襲った豪雨では、20人が犠牲となりました。
小林さんは、義理の娘の佐登美さん(当時40)と孫の彩乃さん(当時16)を亡くし、もう一人の孫・文太くん(当時9)は今も行方が分かっていません。
文太くんの行方を一人探してきた小林さんを励ましたのは、全国から集まったボランティアの人たちでした。
【小林さん】
「文太の捜索の時には大勢の人が全国から来てくれて本当にお世話になった。今回の被災地は自分の行ける範囲のところだったので、ボランティアに申し込んだ」
『2年前の恩返しがしたい』。
小林さんは、今回の台風の被害を知るとすぐに地元の社会福祉協議会を通じてボランティアに応募しました。
夜行バスに乗って片道7時間以上。
被災地の惨状を目の当たりにすれば辛い記憶は蘇ります。
それでも炎天下で2日間かけ必死に汗を流します。
【住民とボランティアの会話】
「ありがとうございました!」「こちらこそありがとうございました!頑張ってくださいね〜!」
【住民】
「本当に感謝の言葉しかありません。一ヵ月ぐらいかかると思っていたので、本当に有りがたいです」
【小林さん】
「僕らは2年経っても昨日のことのように思い出す。ここらは被害の規模は大きいから、なかなか時間かかるだろう。一日も早く元に戻ることを願っています」
今度は2人の孫と一緒にボランティアに参加したいと話す小林さん。
感謝の気持ちが2つの被災地をつないでいます。
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2011/09/19 20:42
更新) |
大阪市平松市長が2期目出馬を宣言 ”アノ人”への対抗心もあらわに |

「大阪をつぶされてはならない」 |
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大阪市の平松市長は19日、今年11月に行われる市長選挙に2期目の当選を目指して出馬することを宣言しました。
会見では”あの人”への対抗心をあらわにしました。
【平松市長】「さらに大阪を一歩二歩進めるためには是が非でももう1期やらせて頂きたい」。
力強く決意を述べた大阪市の平松市長。
11月27日に行われる市長選挙に2期目の当選を目指して出馬することを宣言しました。
平松市長は4年前、民主党などの推薦を受けて初当選し、就任後は放置自転車や街頭犯罪の対策、情報公開の徹底などで成果をあげました。
一方で、今後の大阪の都市運営を巡り、あの人とは火花を散らせ続けてきました。
【橋下知事】「我々の大都市大阪、この市長に平松市長はふさわしくありません。大阪市民の不幸のみならず日本の不幸です」
当初は意気投合していた2人の関係が悪化した理由は、橋下知事が打ち出した大阪都構想。
平松市長は「大阪をバラバラにするだけだ」と批判してます。
【平松市長】「大阪市が潰されてはならない。大阪を自分の思うがまま操りたいという思いの人があり、そういった人たちにきちんと対抗していかねばならない。都構想がどこまで本気なのか。あれが本当に平成25年4月1日に出来ると思ってらっしゃるとしたらよほどの政治オンチ」
そして平松市長は、大阪都構想に対抗し、大阪市が今よりも強い権限を持って大阪や関西のけん引役となる「特別自治市」を目指すと発表しました。
平松市長の出馬表明により、残る関心は橋下知事の出方。
橋下知事はかねてから、任期満了前に辞職して市長選に鞍替え出馬する可能性を示していて、平松市長は対抗心をあらわにしました。
【平松市長】「橋下市長候補対平松市長候補で、大阪市を潰すのか潰さないのか、市民を不幸に陥れるのかどうか、というものを議論すればいいんじゃないでしょうか」「勝算があるのかないのか、やってみなけりゃ分からない」
【街の声】「平松さんのやってきたことは評価に値する」「橋下さんを出したら良いと思う。あの人はっきりしてはるもん」「大阪都構想ですか。しっかりやって欲しい。議論を」
大阪の2トップによる直接対決が、いよいよ現実のものとなるのか。
今後、熱い政策論争が繰り広げられることになりそうです。
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2011/09/19 20:41
更新) |
敬老の日 サイとチンパンジーにもケーキ 神戸・王子動物園 |

プレゼントには初めて食べる”おから”が・・・。 |
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19日は敬老の日です。
神戸市の王子動物園では、長寿を祝って高齢のサイとチンパンジーにケーキがプレゼントされました。
神戸市の王子動物園に住むミナミシロサイのナナコさん、41歳。
人間でいうと80歳を超えるおばあちゃんです。
敬老の日にプレゼントされたのは、豪華なデコレーションケーキ。
早速かぶりつくかと思いきや・・・なかなか口をつけません。
実は、大好物の干し草の周りに、生クリームに見立てて塗ってあるのは『おから』普段はカバにあげている餌で、ナナコさんは食べたことがないのです。
動物園は「ケーキに似せるためだけにおからを使った」とのこと。
ナナコさんは結局、干し草だけを食べていました。
一方、こちらはチンパンジーのジョニー君、61歳。
人間でいうと100歳を超える国内最高齢です。
【子ども】「おめでとう」「長生きしてねって言いたい」
年齢の「61」が書かれたケーキを頬張り大満足・・と、思ったのもつかの間。
そこに、他のチンパンジーが現れ・・中には手に抱えきれないほどのケーキを独り占めしようとするチンパンジーも。
【子ども】「人間みたい」
【おばあちゃん】「目の前で見て感動してます。負けんように元気でいたいと思います」
祝われる本人たちにとっては、予想外な敬老の日となりましたが、家族や大勢のお客さんに祝われて、楽しい一日を過ごせたようです。
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2011/09/19 20:30
更新) |
秋の味覚 丹波栗と紫ずきん |

丹波栗(京都府綾部市) |
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京都では秋の味覚「丹波栗」や「紫ずきん」の収穫がピークを迎えています。
今にも飛び出しそうな立派な実をつけているのは京都の名産・「丹波栗」です。
丹波栗は普通の栗と比べ色つやが良く甘味があることで知られ、京都府綾部市では、農家の人がイガの中から実を1つずつ丁寧に取り出します。
収獲は去年並みのおよそ60トンですが、ことしは梅雨明けが早く例年より糖度が増し、実も大きく膨らんでいるということです。
一方、福知山市では京のブランド野菜のひとつ「紫ずきん」の出荷が始まっています。
「紫ずきんは」丹波の黒豆の一つ新丹波黒に品種改良を加えた枝豆で10月中旬にピークを迎える新丹波黒より、早く出荷することができます。
粒が大きくコクとうまみがあり、ことしは例年より多い240トンの出荷を見込んでいます。
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2011/09/19 15:07
更新) |
“寝せ込み”作業始まる |

佐藤阿波藍製造所(徳島県上板町) |
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藍の葉を発酵させて藍染めの染料をつくる「寝せ込み」の作業が、徳島県上板町で始まっています。
「寝せ込み」とは、細かく切って乾燥させた藍の葉に地下水をかけて混ぜ合わせる作業で、毎年この時期に行われています。
葉を混ぜ合わせて寝かせるという作業を5日ごとに繰り返すと葉が自然発酵し、藍染めの染料となる「すくも」ができあがります。
ことしの収穫量は例年より少なめですが、品質は良いということです。
【藍師・佐藤昭人さん】「種まいたら霜が降りるし、4回種まき直した。春の間はもてあそばれた感じですね」年末までにはおよそ20トンの「すくも」がつくられ、全国の工場へ出荷されます佐藤阿波藍製造所/徳島県・上板町
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2011/09/19 15:01
更新) |
土砂崩れダム 午後からの大雨に警戒必要 |

和歌山県田辺市熊野地区 |
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紀伊半島にできた土砂崩れダムは、依然、水位が高い状況が続いています。
19日の午後から大雨の恐れがあり、警戒が必要です。
和歌山県と奈良県にある土砂崩れダムは、16日から断続的に降った雨の影響で水位が上昇しましたが、現在は止まっています。
しかし、田辺市熊野地区にできたダムは午前11時現在で満水まで69センチとなっていて、危険な状況が続いています。
また、野迫川村の北股地区で集落の400メートル手前に迫っているダムには18日、ようやく水位計が設置され、満水までの水位は6.7メートルと判明しました。
近畿南部では、19日の午後から20日の朝にかけて多いところで120ミリの雨が予想されていて、引き続き警戒が必要です。
被災地では崩れ落ちた橋などの復旧工事が始まっていますが、断続的に降る雨の影響で作業は難航しています。
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2011/09/19 12:07
更新) |
十津川村で一時帰宅始まる |

許可証をチェックする警官 |
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土砂崩れダムの決壊に備え警戒区域が設定されている奈良県十津川村では、一時的にこの区域に立ち入るための申請が始まっています。
十津川村では18日から役場などで一時立ち入りの申請の受付を始めていて、警戒区域の入口では警察官が許可証を確認する姿が見られました。
【警戒区域に入ろうとした人】
「(国道が)通行止めと聞いていたが、許可証いるとは。どこから入れるかわからない」
また、村を縦断する国道168号線の折立橋も、復旧工事に向け準備が進められています。
しかし、奈良県南部では19日午後から雨が降り出し、夕方からは激しく降るところもある見込みで、橋の開通に向けてはまだまだ時間がかかりそうです。
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2011/09/19 12:07
更新) |
平松市長 2期目出馬へ |

平松大阪市長 |
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大阪市の平松邦夫市長は、任期満了にともなって11月に行われる市長選挙に、2度目の当選をめざして立候補することを正式に表明しました。
平松市長は午前10時からの記者会見で「良くなりつつある大阪をさらに一歩二歩進めるためには是が非でももう1期やらせていただきたい」と話し、ことし11月27日の大阪市長選挙に立候補することを表明しました。
2007年に民主党などの推薦を受けて初当選した平松市長は、都心部で問題になっていた放置自転車対策などで成果を挙げたとされます。
一方、大阪府の橋下知事が去年打ち出した大阪都構想には「大阪市をバラバラにする」と反対し、激しく対立しています。
平松市長は出馬の動機について「(1期目に)自分たちの街を良くしようという動きにつなげることができたので、この流れを止めるわけにはいかない」と話しました。
この市長選挙には、橋下知事自らくら替え出馬する可能性があるほか、元市議会議員の渡司考一氏(59)も出馬を表明しています。
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2011/09/19 12:06
更新) |
住宅火災 女性一人死亡 |

兵庫県養父市 |
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18日夜、兵庫県養父市の住宅が全焼し焼け跡からこの家に住む女性と見られる遺体が見つかりました。
午後10時45分ごろ養父市八鹿町の住宅から火が出ていると通行人から警察に通報がありました。
火はおよそ1時間半後に消し止められましたが木造二階建ての住宅およそ180平方メートルを全焼しました。
【目撃者は】「ポンポンと音が聞こえて振り返ると既に裏から煙がもわっと出ていた状態」
焼け跡からはこの家に住む南部美恵子(80)さんとみられる遺体が見つかっていて警察が身元の確認を急いでいます。
近所の人によりますと南部さんは一人で住んでいたということで5年ほど前から足が不自由であまり出歩いていなかったということです。
警察は消防と合同でけさから実況見分をしていて詳しい出火の原因を調べています。
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2011/09/19 12:07
更新) |
「マイセン磁器の300年」展 |

兵庫陶芸美術館 |
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誕生から300年を迎えるドイツの「マイセン磁器」の展覧会が、兵庫県篠山市で開かれています。
かつてヨーロッパでは「白い金」と称えられた「東洋の磁器」。
この展覧会はドイツのマイセン磁器製作所、300周年を記念して開かれたもので、「マイセン」のコレクション2万点の中から選りすぐられたおよそ160点が展示されています。
躍動感溢れる狩りをする「女神ディアナ」が描かれた作品には。
東洋から始まった「磁器」の文化に西洋の芸術が取り込まれています。
近代から現代までの代表的な「マイセン」の作品が一堂に集まるこの展覧会は、兵庫陶芸美術館で11月27日まで開かれています。
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2011/09/19 12:07
更新) |