無許可営業クラブ捜索、捜査員に客くってかかる

　中央署は１９日、福岡市中央区舞鶴１のクラブ「クラブＸ（エックス）」を風営法違反（無許可営業）容疑で捜索、同店経営ガイ智美（３３）（篠栗町高田）、同店店長で米国籍のダニエル・モウゼス（３４）（福岡市中央区薬院３）両容疑者を同容疑で逮捕した。

　発表によると、２人は県公安委員会から風俗営業の許可を受けずに店内にダンススペースなどを設け、同日午前０時５０分頃、客に飲食させるなどした疑い。ガイ容疑者は「今は何とも言えない」、モウゼス容疑者は「話すことはない」と供述しているという。

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　同店は、若者らでにぎわう通称・親富孝通りの商業ビル６階にあり、最大３００人程度が収容できる大型クラブ。捜索は約１５０人態勢で、１９日午前０時４５分頃に始まり、段ボールなどを持った捜査員数十人が次々と店内に入った。店内には当時、約１２０人の客がいて、若い男性客が捜査員にくってかかったり、外国人男性と捜査員がもみ合いになったりしたほか、同店関係者とみられる女性が受付を板のようなものでふさぎ、涙を浮かべて立てこもろうとする一幕もあった。