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島根・安来に環境戦士「ドジョーン」登場

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環境戦士ドジョーン(右)は、必殺技のドジョーン・アッパーで怪人ヘドロンを倒す
環境戦士ドジョーン(右)は、必殺技のドジョーン・アッパーで怪人ヘドロンを倒す

 空前のドジョウブームの中、ついにドジョウのご当地ヒーローがデビューした。「ドジョウ宰相」と呼ばれる野田佳彦首相の誕生で盛り上がる島根県安来(やすぎ)市で18日、毎年恒例の「安来どじょう祭り」が行われた。どじょうすくい大会の途中で、環境戦士「ドジョーン」が初登場。川を汚す怪人「ヘドロン」を倒し、子どもたちから大声援を浴びた。今後、全国的に知名度を上げれば、野田首相との「ドジョウ共演」が実現するかも!?

 野田首相が就任するまでは泥に潜ったまま!? で注目度も低かったドジョウが、ヒーローとして生まれ変わった。どじょうすくい大会の1回戦終了後、ヘドロンが登場。「川を汚す子供たちを連れてこい!」と部下に命令し、子供3人をステージに上げた。親しげにおしゃべりした後、川へ連れて行こうとしたところで、ドジョーンの登場だ。「待て! 金魚じゃないよ、ドジョウだよ」と、野田首相の演説を拝借。「人もドジョウも救ってやる!」と地元名物のどじょうすくいにも引っかけて盛り上げた。

 初披露されたキャラクター2体の対決に、子供たちは大喜び。ドジョーンはハリセンでたたかれ、倒されて踏みつけられるなど、劣勢の展開になった。しかし必殺技「ドジョーン・アッパー」を繰り出し、ヘドロンを一撃。安来節の「あらエッサ~」という掛け声に乗せて右拳を“すくい”上げ、デビュー戦を白星で飾った。「あ、今もどこかで川が汚されている」と環境戦士らしいセリフを口にして、舞台を降りた。その後も子供たちとの写真撮影に応じ、「ウチにも来て~」と誘われるなど、地元のスターとして早くも認知された。

 今回の祭りでイベント班長を務めた中村康明さん(36)は「大人だけでなく、子供たちにも楽しんでもらおうと思って、7月から地元ヒーローの構想を練っていました。子供たちに人気が出て、よかったです」と安心した様子だった。今月初めの野田首相就任でドジョウが注目されたため、金魚に触れるセリフを加えた。「このイベントのために作ったキャラクターですけど、もしオファーがあったら全国を回りたい」と、中村さんは野田首相との対面にも期待を寄せた。

 ドジョウの泥臭さを象徴するように、ドジョーンの体は黄と黒の2色。地元のイメージとして川や自然が浮かんだので、環境戦士の冠が付いたという。安来市の美しい風景を守る戦いは、ドジョウとともに注目されそうだ。【柴田寛人】

 [2011年9月19日9時51分 紙面から]


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