宇宙大爆発の仕組み、ガンマ線で 金沢大や山形大が解明ガンマ線バーストの想像図。星の大爆発の後にガンマ線がつくられる。右の矢印は偏光の方向を表すイメージ(米徳大輔・金沢大助教提供) 宇宙最大級の爆発現象「ガンマ線バースト」で、大量放出されるガンマ線がつくり出される際に強い磁場が関与しているというメカニズムの一端を、金沢大や山形大などの研究チームが観測で突き止めた。日本天文学会で発表する。 ガンマ線バーストは、主に地球から100億光年以上離れた宇宙で発生し、ガンマ線で非常に明るく輝く現象。メカニズムはよく分かっていない。 チームは、昨年5月に打ち上げた「イカロス」に搭載した観測装置で、ガンマ線の波長の振動が一方向にそろう「偏光」という現象を検出した。 【共同通信】
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