国際「英雄」パイロット帰還 リビア、空爆を拒否し逃亡2011.9.19 10:26

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[国際]ニュース トピック:政変・反政府デモ

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「英雄」パイロット帰還 リビア、空爆を拒否し逃亡

2011.9.19 10:26
18日、リビアの首都トリポリの空港で、息子から抱擁されるなど、歓迎を受ける空軍大佐(中央右)(ロイター)

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18日、リビアの首都トリポリの空港で、息子から抱擁されるなど、歓迎を受ける空軍大佐(中央右)(ロイター)

 リビアの反政府デモが激しかった2月下旬、カダフィ政権に市民らの空爆を命じられ、拒否して地中海のマルタに戦闘機2機で逃亡したリビア空軍のパイロット2人が18日、首都トリポリに帰還し、「英雄」として市民らの大歓迎を受けた。中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどが伝えた。

 2人はいずれも空軍大佐。うち1人の大佐は同日の記者会見で「戦車や建物を攻撃するつもりで戦闘機にミサイルを積み込んだが、司令官から市民を攻撃するよう命じられた」と当時を振り返った。

 攻撃目標は北東部ベンガジのデモ隊とされ、同大佐は「了解」と応じ、そのままマルタの国際空港に向かったという。会見で同大佐は「これからも任務を続け、自由なリビアとリビアの空を守りたい」と話した。(共同)

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18日、リビアの首都トリポリの空港で、息子から抱擁されるなど、歓迎を受ける空軍大佐(中央右)(ロイター)

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