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[29741] [習作]新世紀末エヴァンゲリオン(エヴァ×北斗の拳)
Name: 七つの傷の男◆80d20351 ID:e853a10f
Date: 2011/09/13 12:36
 
 この作品は新世紀エヴァンゲリオンと北斗の拳のクロスオーバー作品です。

 筆者は全くと言っていいほど文章力が無いため、二つの作品の魅力を出しきれ無い可能性が十分にありますが頑張っていきたいです。

 それと筆者は小説の素人なのでアドバイスや注意点などがあったらぜひ感想版にお願いします。



[29741] プロローグ
Name: 七つの傷の男◆80d20351 ID:e853a10f
Date: 2011/09/13 12:17
一九九✕年
世界はセカンドインパクトにつつまれた!!
海は汚れ、地は裂け・・・
あらゆる生命体が絶滅したかにみえた・・・

だが・・・

人類は死滅していなかった!!









 「シンジ君、遅いわねぇ。」

 そう駅で呟くのは葛城ミサト、29歳!!彼女は特務機関NERV(ネルフ)に勤める若手(?)の作戦部長である。
なぜそんな彼女が駅で佇んでいる理由は司令である碇ゲンドウからの命令で、とある事情により現在別居中の司令の息子である碇シンジ14歳を迎えに来たからである。
 しかし指定した時間はとっくに過ぎているのにいくら待っても中学生らしき人物は改札から出てこない。
居るのはなぜか巨大な黒馬に跨った熊の様な肉体をした大男のみだ。出口は一つしかないのだからここに来るはずなのだが。

 (一旦連絡を取った方が良いかしら・・・?)

 何か事件に巻き込まれたのならば急いでそれ相応の対処を取らねばならないのでポケットから携帯電話を取り出しネルフに連絡を取ろうとすると

 「そこの女、貴様に聞きたい事がある。」

 行き成り背後から溢れんばかりの筋肉を持ち、全長ニメートルを超えるような巨大な大男が話しかけてきた。
圧倒的なプレッシャー!!ただ話しかけられただけなのに膝を付いてしまいそうな位怖い。
そもそもミサトは若くしてネルフの作戦部長を務めているだけあって、実戦経験はかなり豊富だ。
そんな彼女の背後を目立つという文字をそのまま人間にしたような大男があっさりと取った事から信じられない。
腰に付けてある拳銃を抜いてしまいそうになるが、彼女の経験と本能がそれを止める。そもそも拳銃如きで勝てる気がしない。

 「・・・何かしら?私今忙しいのだけれども。」

 恐怖で足が竦みそうになるが、何とか声を絞り出す。よくよく考えれば相手はただ私に聞きたい事があるだけみたいだからさっさと質問に答えて何処かに行ってもらおう。そうしないといろいろ持たない。主に私の精神と心臓が。

 「人違いだったらスマンが、貴様・・・葛城ミサトか?」

 「・・・えっ、今・・・なんて?」

 そう言いながら大男は懐から一枚の写真と手紙を取り出し私に渡してきた。震える手でそれを受け取った。
そこにはネルフの司令であり、シンジ君の父親でもある碇ゲンドウからの手紙と私の送った私の写真があった。この二つの手がかりが意味する事とは・・・

 「もしかして・・・あなたの名前は・・・」

 頭に思い浮かんだ回答を真っ先に否定する。
某少年探偵の「真実はいつも一つ」、というセリフが頭の中でいつまでもリピートする。そんな筈は無い。確かに真実はいつも一つだ。だけどこれは無い、断じてない。そもそも彼はとても14歳には見えない。どう若く見ても私より年上だ。だから彼はシンジ君が急に来られなくなったから来られなくなったと伝えるために来た代理人に違いない、絶対に!!
 
 「我が名はラオウ。世紀末覇者ラオウだ!!!」

 ほら、違った。某少年探偵ばりの私の名推理は外れていない事がこれで証明された。世紀末覇者という単語がものすごく気になったが今はそんな事どうでも良い。
 今は一刻も早くシンジ君が第三東京市に来れなくなったという事をネルフに伝えな

 「またの名を、碇シンジと言う。」

 聞こえてはいけない物を聞いてしまった気がした。



[29741] 第一話 北斗襲来
Name: 七つの傷の男◆80d20351 ID:e853a10f
Date: 2011/09/16 21:20
 シンジ君(仮)から衝撃の事実を聞かされ、気を失いかけたが任務への使命感でなんとか正気を取戻しシンジ君(仮)をネルフまで車で先導した。(シンジ君(仮)は車に乗らずに黒王号という漆黒の巨大な馬に乗って付いて来た。) 
 
 何とかネルフまで着き、地下のエヴァがある格納庫までエレベーターに乗って連れて行くことになったのだ。(シンジ君(仮)がただでさえデカい上に黒王号から降りないものだから酷く窮屈だった。)

心も体もへとへとの状態でやっと格納庫にたどり着きシンジ君(仮)は格納庫を見渡した。LCLに漬かっているエヴァを興味深そうにまじまじと見て

「ほう、何だこの巨大な木偶は?」

「ええ、これは汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンよ。」

 人類の希望であるエヴァンゲリオン木偶扱いされたことでシンジ君(仮)に事情を説明するためにこの場にいるエヴァンゲリオン開発責任者である赤木リツコは不満げに顔をしかめる。(それでも文句を言わないのは怖いからではない、断じてない。) 
 そしてミサトはここからどうやってシンジ君(仮)をエヴァに乗せればいいのか頭を抱えて悩んでいる。

「ぬぅん!!!北斗剛掌波!!!」

 シンジ君(仮)は上に向かって腕を突き出したかと思うといきなり腕を振った方向の壁が壮絶な爆発音と共に砕け散った。

 「・・・は?」

 何が起きたのか理解が出来ないネルフ局員たち。なぜいきなりシンジ君(仮)が腕を突き出したのか、そしてなぜそれだけで壁が砕けるのか、向こうに居た人は大丈夫なのか何一つ理解が出来ない。

「・・・手荒い挨拶だな。」

「まさか、いきなり剛掌波を放ってくるとは!!!読めなかった。この冬月の目をもってしても。」

煙の向こうから、二人の声が聞こえてきた。そしてだんだんと煙が晴れていき・・・二人の男が現れた。一人は長身の人のよさそうなそこそこ高齢そうな男、そしてもう一人はサングラスを掛けこいつがラスボスだと言ったら信じてしまいそうな悪い顔をした中年のおっさん。悪そうなおっさんはシンジ君(仮)のほうに向き、

「久しぶりだな、シンジ。」

「やはり貴様かゲンドウ、あのふざけた手紙を我に送ったのは!!!貴様の命ここでかき消してくれるわぁ!!!!」

父親と会わせれば何だかんだ言っても協力してくれると思っていたがここまで仲が悪いとは思わず泣きたくなってきた。それと今までシンジ君をシンジ君と認めないように(仮)をつけて呼んでいたがもう父親が彼をシンジ君と認めたのだから彼を正真正銘本物のシンジ君である事が分かってしまった。とにかく止めようと思っても二人の身体から溢れ出す闘気のせいで口を開くどころか動く事も出来ない。

「とにかくシンジ。エヴァに乗ってさっさと使徒を倒して来い。これは命令だ!!」

「黙れ!!我に命令できるのは我だけよ!!それに使徒何ぞ興味はない、あるのは貴様の命だけよ!!!」

ふぅ、とゲンドウはため息を尽き

「よかろう、貴様に父よりも優れた息子などいない事を証明してくれる!!!」

「自惚れるな、ゲンドウ。貴様如きで黒王号の上からわしを引きずり落とすことすら出来ぬ。」

まさに一触即発の状態である。使徒のネルフへの攻撃と目の前の出来事の板ばさみでミサとは、父さん私頑張ったよねもうゴールしていいよねと、いろいろ諦めていた。

「私が乗ります。」

救いの声がした気がした。ミサトでもなくリツコでもなくもちろんシンジでもゲンドウでも無かった。皆が声のした方へ目を向けるとそこには一目で重症だと分かる全身が包帯で巻かれた色白の少女が立っていた。壁に寄りかかり非常に辛そうである。

「レイ!!何してるの!?あなたは今立てる状態じゃないんだから早く病室に戻って!!!」

ミサトが闘気に押し潰されながらも色白の少女のレイに必死に呼びかける。だがレイはそれを拒否し息も絶え絶えに話し続ける。

「ぐ・・・大丈夫です。それに・・・北斗神拳では使徒には勝て無い・・・」

その言葉を聞いた瞬間シンジからレイに強烈な殺気を当てられる。だがレイは気にする事無く

「北斗神拳は秘孔を・・・突くことによって内部から破壊する陰の拳。しかし未知の生命体である使徒の秘孔などどこにあるのか、そもそも・・・有るのかすら解らない。そんな状態で闘ったところで無駄死にするのが関の山。」

「貴様・・・」

だが、とレイは続ける。

「私の・・・使う南斗聖拳は別。相手がどんな特殊な生物だろうと外部から・・・全てを破壊するのみ。だから安心して。あなたは死なないわ。私が闘うもの。」

その言葉を聞いた瞬間シンジは黒王号から降り隠そうともしない怒気を持ってレイに言葉をぶつける。

「よかろう!!!貴様の挑発乗ってくれるわ!!!!北斗神拳の真髄を貴様らに見せてくれる!!!」







 


 「彼良く乗る気になってくれたわね。」

 「ええ、全くね。本当レイには感謝しなくちゃいけないわね。」

 シンジ君がエヴァに乗ってくれ現在は出撃準備中である。シンジ君が乗ってくれた事により、少しだけ気が楽になったミサトはリツコと今後の事を話す。

 「でもシンジ君はエヴァに初めて乗るのよ。今更だけど無茶じゃないかしら?」

 「そうね、無茶かもしれない。だけど私たちにはこれしかないのよ。」

 「LCL注入完了。シンクロ開始。えっとシンクロ率・・・うそ!!!有り得ない!!!」

急にオペレーターであるマヤが驚きに満ちた声で声を上げる。何事かとミサトとリツコはモニターを覗き込む。

「シ、シンクロ率100%ですって!?有り得ないわ!彼は今回が初めてなのよ!!」

「一体彼は何者なの・・・。」

 あまりに有り得ない数値に二人が驚愕していると

 「北斗神拳の真髄は己の潜在能力を全て引き出すことにある。アレも未熟とはいえ北斗神拳を修めているのだ。そう可笑しな事でも無い。」

全く納得できない説明をゲンドウから受けながらも意地を張っても仕方が無いと見なかった事にした。(人はこれを現実逃避という)

 「発進準備完了!!!」

 「エヴァンゲリオン発進!!」

 リフトに乗せられたエヴァが上昇していき終には地上に出る。
 そこに居たのは鳥の頭に人の様な体を持った巨大な異形の怪物だった。
 突然目の前に現れたシンジの乗っているエヴァを無機質な目でじっと見つめてくる。

 「いいわね、シンジ君まずはあ「■■■■■■■■■!!!」何!?」

 じっとエヴァを見つめていた使徒が行き成り、想像を絶する声と言っても良いのか分からぬ不快な音を発生さえてきた。使徒は悟ったのだ。目の前に居るのは自分がここに来るまでに蹴散らした有象無象では無い事を。目の前に居るのは・・・怪物であると。

 「■■■■■■■■■■■!!!!!」

 叫びながらエヴァに突撃する未知の生物、使徒。助走がついた状態で彼は・・・跳んだ。そのまま全力で押し潰す気であろう。

 「まずい!!!シンジ君避けて!!!」

 だがシンジはそこから一歩も動かない。否!!!まるで動く必要などない、と言わんばかりに立っている。

 「愚かな・・・」

 そう言って彼は上から襲い掛かってくる敵、使徒にシンジは空に手を突き出す。
 
 「どりゃ!!!神は貴様に既に死を与えていたのだ!!!!」

 「■■■■■■■■!?」

  それだけで勝負は決まった。シンジが空に掲げた手の先に刺さっている使徒。軍の攻撃を山ほど受けてもビクともしなかった使徒が一撃でもう動かない。
 基地に居るミサト達は何が起きたのか理解が出来ずに固まっていた。

 「これで終いか。」

 シンジは興味を失ったかのように乱暴に手を振って使徒を適当に投げ捨て、帰ろうと背を向ける。
 その瞬間使徒が行き成り立ち上がり、背後から襲い掛かろうとする。

 「まさか、自爆する気!!!シンジ君!!!!」

 ミサトが叫び、後ろから自爆する気満々な使徒が襲ってくるがシンジはなんら気にする事無く

 「終いと言っただろう。」

 急に後ろから迫って来た使徒の動きが止まった。何だか若干苦しそうにも見える。

 「貴様は既に死んでいる。」

 「■■■■■■■■!?」

 自爆するまでも無く使徒は内側から爆散した。



~あとがき~
 こんにちわ、七つの傷の男です。稚拙な文ですが二話目をお送りいたします。しかし本当に小説って難しいですね。これからも応援よろしくお願いします。何かご意見や誤字があったら報告お願いします。


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