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銃撃?組員1人重体、抗争の可能性も 熊本市 2011年09月20日

銃撃?組員1人重体、抗争の可能性も 熊本市の写真、図解
発砲事件があったアパートを調べる県警の捜査員ら=19日午後11時15分ごろ、熊本市植木町
銃撃?組員1人重体、抗争の可能性も 熊本市の写真、図解
 19日午後8時20分ごろ、熊本市植木町舞尾のアパートから、「男性の呼吸が止まりそうだ」と119番通報があった。消防隊が駆け付けると、暴力団組員の男性がアパートの玄関前に倒れ、右ほおと、右腕に拳銃で撃たれたような痕があり、意識不明の重体。通報を受けた山鹿署は暴力団の抗争事件の可能性もあるとみて県内全域に緊急配備を敷き、殺人未遂の疑いで犯人の行方を追っている。

 署によると、男性は同アパートに住む指定暴力団道仁会系の森伸幸組員(48)。署は森組員の回復を待って詳しく事情を聴く方針。

 現場は国道3号「舞尾交差点」北側の住宅密集地。近くの自営業の男性(66)は「夜8時すぎ、テレビを見ていたら『パン、パン、パン』と乾いた音が数発響いた。すぐにパトカーが駆け付けたが、まさか発砲とは…。暴力団抗争が飛び火したのだとしたらとても怖い」と話した。

 九州では、2006年から始まった指定暴力団道仁会(久留米市)と九州誠道会(大牟田市)の対立抗争が激化。8月26日未明には福岡県久留米市で道仁会の会長(55)方が銃撃され、福岡県警が九州誠道会関係者の男(78)を逮捕。今月15日夕には、佐賀市の駐車場で、九州誠道会系の組員(57)が何者かに拳銃で数発撃たれ、搬送先の病院で死亡する事件も起きている。



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