発砲事件があったアパートを調べる県警の捜査員ら=19日午後11時15分ごろ、熊本市植木町
署によると、男性は同アパートに住む指定暴力団道仁会系の森伸幸組員(48)。署は森組員の回復を待って詳しく事情を聴く方針。
現場は国道3号「舞尾交差点」北側の住宅密集地。近くの自営業の男性(66)は「夜8時すぎ、テレビを見ていたら『パン、パン、パン』と乾いた音が数発響いた。すぐにパトカーが駆け付けたが、まさか発砲とは…。暴力団抗争が飛び火したのだとしたらとても怖い」と話した。
九州では、2006年から始まった指定暴力団道仁会(久留米市)と九州誠道会(大牟田市)の対立抗争が激化。8月26日未明には福岡県久留米市で道仁会の会長(55)方が銃撃され、福岡県警が九州誠道会関係者の男(78)を逮捕。今月15日夕には、佐賀市の駐車場で、九州誠道会系の組員(57)が何者かに拳銃で数発撃たれ、搬送先の病院で死亡する事件も起きている。
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