19日午後8時20分ごろ、熊本県の山鹿植木広域消防本部に119番があり、熊本市植木町舞尾(もうの)のアパートで男性が頭部などから血を流しているのを駆け付けた消防隊員が見つけた。
男性は指定暴力団道仁会(福岡県久留米市)系の組員(48)=同町。熊本県警によると、右肩と頬を撃たれたとみられ、意識はあるという。県警は発砲音を聞いたという情報があることから発砲事件とみるとともに、指定暴力団九州誠道会(福岡県大牟田市)との抗争の可能性もあるとして、殺人未遂容疑で調べている。
現場近くにいた男性(21)は「パンパンと数発の音が聞こえた。駆け付けると、アパートの玄関先に男性が血を流して倒れていた」と話した。
現場は国道3号と同208号が合流する熊本市北部の住宅街で、近くに市立植木小学校もある。
=2011/09/20付 西日本新聞朝刊=