□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ Globalコラム 「弊社での社内公用語の英語化実験 状況報告」 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□ 楽天、ユニクロなどの日本企業で「社内公用語を英語化する」ことが進んでいます。 はたして、「そのようなことができるのでしょうか?」。また、「そのメリット、デメリット は?」どのようなものでしょうか? 弊社 EQパートナーズでは、2010年4月より、「社内公用語を"英語+日本語"」 としました。ちなみにメンバーの英語力は、TOEIC 700−900で、平均800点 前後。インターンシップのメンバーは、シンガポール出身の英語ネイティブもいます。 具体的には、毎朝のミーティング(目標・スケジュールの確認)と夕刻のミーティング (振返りと情報共有)をそれぞれ10−15分ほど行っていますが、これはほぼ80− 90%英語化できています。ただ、難しい、複雑な内容となると誤解のないよう 日本語を使用しています。 また、毎月もしくは2か月に1回行うビジョンミーティングも70−80%ほど英語化 出来ています。海外の大学、企業とのメール、電話は当然英語で、社内メンバー 同士も、極力英語化しています。内容などにもよりますが、現在、社内コミュニケー ション全般の40−60%くらい、英語化していると思います。 まだまだ今後、英語力と異文化対応力などを高めていく必要があります。 【メリット】 1)各自のビジネス英語力がUPする 日々の業務で使うと、ビジネスで使う単語や用語に慣れきて、海外企業、外国人 との対話、メールなどもスムーズに入ることができるようになります。 通常の英会話学校では、直接ビジネスに関係のない会話なども多く扱うため、 英会話学校に通うよりも"実践的"です。 2)海外企業・大学などとの英語でのコミュニケーションに抵抗が少なくなる。海外 からの情報収集力がUPする。 (下記は英語化というよりも、外国人のメンバーを入れていることのメリットです。 このメリットの方が大きいように思われます) 3)日本人だけとは、違う発想、考え方、視点が組織に入れられる。 4)外国人メンバーとのコミュニケーションで、異文化対応力が強化できる。 【デメリット】 1)コミュニケーションに多少時間がかかる。我々の現段階レベルで、1−2割程度 効率が悪い(時間がかかる) 当初、想定していたよりも大きな差はありません。 2)コミュニケーション・ミスの危険性。今現在は特に問題は発生していませんが、 ミスが発生する可能性もあるため、分からないことは分からないと言う、聞き直す 習慣づけが重要です。 3)メンバーへのコーチングや気持ちを聴くこと、複雑な内容のコミュニケーションは やはり日本人同士では日本語でないと深い対話ができていません。これに ついては、今後も日本人同士の場合、日本語で行う方が良いように思います。 【感想】 1)全メンバーが、ある程度の英語力を持ち、スピーキング、リスニングをトレーニング していけば、基本的なビジネスの英語化は、可能と思われます。 2)日本人同士で、英語で話すことは、当初少し抵抗がありますが、ルール化すると 慣れてきます。 3)弊社のように、外国人メンバーを社内に入れていくことは、大変効果があり、 お勧めです。 【結論】 我々の現段階での結論ですが、日本企業の場合、やはり「英語一本」とするよりも 「英語+日本語」とする方が、効果的、効率的かと思われます。 今後もこの「英語+日本語を社内公用語とする」取り組みは継続しますので、機会を 見て、ご報告申し上げたく存じます。 もしご質問、ご意見などございましたら、ご連絡頂けましたら幸いです。 (記: 安部哲也) |
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I had two fathers... 〜 oneだからって、一つだけとは限らない
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英語で読む金持ち父さん、貧乏父さん 2010/11/24 02:56 |
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