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【プロ野球】

金本連弾 18年連続2桁 43歳シーズン 史上4人目

2011年9月19日 紙面から

広島−阪神 広島に勝利しナインと喜ぶ2本塁打の阪神・金本(中央)=マツダで

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◆阪神6−3広島

 チームが失いかけていた勝利への執念を、打球に込めて見せつけた。阪神の鉄人・金本が2本塁打を放ち、連敗を止めた。今季10、11号で史上8人目となる18年連続の2桁本塁打を記録。また、43歳シーズンでの2桁は、門田博光(ダイエー)、落合博満(巨人)、山崎武司(楽天)に続き史上4人目となった。

 打った瞬間それとわかる当たりだった。2回2死一塁、バリントンの内角直球を振り切ると、右翼手の広瀬が早々に見送る特大の先制2ラン。この一撃は「まぐれです」と謙遜したが、2本目は磨き抜かれた技術で運んだ。5回先頭の第2打席、今度はスライダー。「真芯ではなかったけど、うまくたたけた」という打球は、大きな弧を描きフェンス際に着弾した。

 「今は勝つことが当たり前。勝たないといけない。勝つためのホームランを打てて良かった」。記録について問われた金本は「勝つ」という言葉を何度も繰り返した。前日までの7戦で6敗と沈没気味のチームへの鼓舞とも言える2発に、真弓監督も「2本も打ってくれて、負けるわけにはいかない」と応えた。

 長引く右肩故障のほか左脇腹痛も抱えるが、野球への意欲は衰えていない。この日までに来季の現役続行を球団と確認。門田が持つ44歳での最多本塁打記録7本への挑戦となる。ただ、その前にやることがある。「チームに貢献するのが一番。勝ち続けるしかない」。残り30試合。最低でもCS出場へ全力を尽くす。 (宮崎厚志)

 

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