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米国にて弁護士への道 - LSAT編
2011.8.17 (水) - 東京時間
 


以前、“米国のロースクール出願に必要な内容”を

数回にわけて書きましたが、
1.はじめに、 2.J.D.とLL.M.の違い、 
3.書類、 4.エッセー


そういやLSATについて

まだ触れてなかったなーと思いまして。うふ。

LSAT(Law School Admission Test)というのは、

法科大学院に入る為の適性(統一)試験です。

何点だから合格とか不合格というのではなく、スコアによって入れる学校が限られてくるという感じですね。

この試験は年に4回行われており(2月、6月、10月、12月)、何度でも受験できますが、

以前も書きましたように、受験した全てのスコアの平均を提出する事になるので

十二分に準備してから挑むべきかな、と。 
(何度でも受験出来るからと言って下手に低い点数を取ってしまうと、後々そのスコアが足をひっぱる事になるので。)



試験内容:
試験は4つのセクションがあり、いずれも法律に関わる内容ではありません。
これから法律を勉強しようって人の為の試験なんでネ。
ではどういった内容かと言うと、いずれもロジックを計る内容となっています。
つまり高度な読解力、論理的思考力、論旨明確な文章能力となるので、
必然的に高度な英語力が必要になります。
(イメージで言うと、私達の母国語である日本語でも、専門的な単語等がさく裂した文章だと理解できなかったりしますよね。その英語バージョンという感じとでも言いましょうか。なもんで、英語を母国語としているアメリカ人でも理解できないような文章が問題になってきます。もちろんテスト時間は限られていますので、いかに短時間で理解するかというスピードも要求される事になります。)
 
 
1)Logic Reasoning Section (論理的思考力×2)・・・35分×2 (25問くらい×2)

2)Reading Comprehension Section (読解力×2)・・・35分×2 (25問くらい×2)

3)Analytical (Logic game)Section (分析力)・・・約5分 (24問くらい)

4) Writing Section (エッセー)・・・30分
上記3セクションの試験とは違い、ここでは作文です。
お題が提示されるので、それに従って自分なりの見解を文章にします。
勿論その中には論理力、分析力、文章力が問われるので、しっかり書きましょう。



・・・とこんなところでしょうか。

ちなみにスコアは(180点満点中)150点くらいが平均と言われていますが、

ぶっちゃけ150点じゃまともな学校に入れません。

アイビーリーグなどのトップクラスに入るには少なくとも170点は欲しいところですね。

なので前述したように、充分過ぎるくらい勉強をしてからLSATにトライしないと

一度でも低い点数を出してしまうと平均点が下がる事になってしまうので、気をつけて下さいね!



あとこれは余談ですが、LSAT攻略本が色々とある中、

私がわかりやすかったのはプリンストン・レビュー(写真)のテキストです。

これはゲーム式になっているので非常にわかりやすく尚且つ楽しい!

今も暇つぶしにたまにやるくらい。笑 (←お盆休みの間、これやって遊んでました。笑)


そんな感じー。

というワケで、今からアメリカの弁護士目指すぞー!って方、

頑張ってくださーい。

るるるー。





<ひとりごと>
なのでビジネススクール(MBA)のGMATのように数学などがないので
外国人(日本人)には非常に不利な試験なんですよね。
数学とかあればそこで点数がかせげるんだけど。。
ま、平たく言うとイジメのような試験です。うふ。
うふふ。
うふふふふふふー。



by HK-ann | 2011-08-17 14:43 | 米国にてMBAホルダー、弁護士
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