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南三陸に無償貸与トレーラーハウス 町長、自宅敷地で使用

佐藤町長の自宅前に置かれているトレーラーハウス

 東日本大震災被災地の宮城県南三陸町の佐藤仁町長が、支援団体から無償で借り受けたトレーラーハウスを自宅敷地に設置し、寝泊まりに使用していることが分かった。佐藤町長は「職務上必要であり、支援団体の了承も得ている。問題はない」との認識を示した。
 佐藤町長は記者会見し、「私的流用という誤解を招く恐れがあるのなら、私個人で使用貸借契約を結ぶなど適切な手続きを検討する」と述べた。
 トレーラーハウスは、災害支援を行う公益社団法人Civic Force(東京)が被災した町職員らのプライバシー確保や仮眠を目的に6月に6台を貸与した。
 町は病院職員向けに仮設診療所隣に2台、町職員や自治体の派遣職員用として町総合体育館近くの町有地に3台、町長用として町長宅敷地に1台をそれぞれ設置した。設置はCivic Forceが行った。
 佐藤町長によると、現在の自宅は被災後に転居した1DK住宅で、母と娘が暮らす。早朝深夜の電話対応や来客があるため、トレーラーハウスを要望したという。
 Civic Forceの根木佳織事務局長は「町長も被災者であり使用に問題はない。私的流用と誤解されるのは不本意だ」と話した。


2011年09月17日土曜日


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