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'11/9/19

110キロ泳ぎ台湾に到着 青年6人、震災支援に感謝

 【台北共同】東日本大震災後、多額の義援金などで支援してくれた台湾の人々への感謝を伝えようと、被災地の東北3県の知事のメッセージを携え、17日に日本最西端の沖縄県・与那国島を出発した青年6人が19日、約110キロを泳ぎ切り、台湾北東部・宜蘭県蘇澳そおうの砂浜に到着した。

 台湾側からも6人が約400メートル沖合まで泳いで出迎え、上陸後に宜蘭県政府が歓迎式を開催。

 日本側の6人は17日朝の出発後、約30分ずつ交代で泳ぎ、医師ら約10人が乗った船が伴走して、流れの速い黒潮を横断、約50時間かけて到着した。

 発起人はライフセービングの日本選手権で優勝した経験がある神奈川茅ケ崎市の会社員、鈴木一也すずき・かずやさん(31)。台湾から約67億台湾元(約170億円)の義援金が寄せられたことから「感謝の気持ちを直接伝え、日台の絆を強くしたい」と企画。参加者を募ると、福島県相馬市出身の中央大3年で水泳部員、山田浩平やまだ・こうへいさん(21)ら5人が集まった。

 3知事のメッセージは台湾の馬英九ば・えいきゅう総統や一般市民に宛てたものという。




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