三菱重工 ウイルス感染で調査
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三菱重工 ウイルス感染で調査

9月19日 7時3分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

三菱重工業の防衛や原子力発電所関連の生産拠点などで、複数のサーバーやパソコンがウイルスに感染していたことが分かり、三菱重工は、外部から侵入されたおそれもあるとして詳しい調査を進めています。

三菱重工によりますと、長崎市の長崎造船所や神戸市の神戸造船所、それに愛知県小牧市の名古屋誘導推進システム製作所などで複数のサーバーやパソコンがウイルスに感染していることが分かりました。これらの拠点では、護衛艦や潜水艦、原子力発電プラント、それにミサイルなど、防衛や原発関連の製品を生産しています。三菱重工によりますと、今のところ重要なデータが流出するといった実害は確認されていないということです。ただ、三菱重工では、外部から侵入されたおそれもあるとして、ウイルスに感染しているサーバーやパソコンなどの特定を急ぐとともに、感染の経路やデータが外部に漏れていないかなどについて、警視庁にも相談しながら詳しい調査を進めています。この問題で警視庁は、サイバー攻撃の可能性もあるとみて情報収集を進めています。