- 今後を担う若い世代には、毎日の生活や遊びの中でもアンテナを立てて、感性に留まったことを大切にして欲しいです。また、そこから発想を広げて、新しいことにチャレンジしてほしいと思います。
私は中途採用で入社しました。「消費者と企業をつなぐ仕事がしたい」と思っており、消費者コンサルタントを募集していた花王の生活科学研究所に応募しました。花王は誰もが知っている商品を持つ会社で、自分自身が必要としていた「社会的な信用と経済的な自立」のためにぴったりの会社だと思いました。
現在はドラッグストアの営業としてマネジメントを担当しています。私のポジションは、アカウント担当、ストアアドバイザー(SA)、インストラクターをまとめていくグループのリーダー。様々な役割を持った人たちで構成されるグループをマネジメントしています。流通各社の社長や役員をはじめとする経営幹部の方々とコミュニケーションをとりながら、先方のニーズに花王としてどう応えていくかという戦略を立案し、メンバーとともに実現しています。
私は、子どもが小さい頃から、家でもよく仕事の話をしていました。マーケティング担当をしていた時は、自分が担当する商品のことを「私の子どもたち」と表現していました。ある日、子どもが花王の商品のことを「僕の兄弟たち」と言うのです。私の仕事と花王の商品に、誇りと愛着を持ってくれているのだな、と非常に嬉しくなりました。この仕事をしてきて良かった、と強く感じた瞬間でした。
仕事と”人”が大好きな、温かい人ばかりです。そして皆、プライベートも充実させています。意見があれば、誰にでも発信する場がありますし、やる気を認めてもらえる環境です。
私にとって「働く」ということは、ひとつは自己実現、もうひとつは周囲に対する貢献という意味があります。挑戦によって得られる高揚や、ときには挫折感も避けては通れませんが、最後には達成感も味わいたい、自分自身が成長したいという気持ちで、仕事に取り組んでいます。そして、働くことで誰かの役に立ちたい。花王商品を使ってくださるお客様、取り扱っていただくご販売店様、何より共に働く仲間達の役に立ちたいという想いがあります。また、今後は特に若い人たちを新しい世界に送り出したい、そのためのお手伝いができればという夢も持っています。
当社では、日常生活で培った全ての経験が、直接、仕事に役立っていきます。反対に、仕事で得た知識やノウハウを生活に活かすこともできるのです。これからの会社を担う若い世代には、毎日の生活や遊びの中でもアンテナを立てて、感性に留まったことを大切にして欲しいです。また、そこから発想を広げて、新しいことにチャレンジしてくれればと思っています。
現在、就職活動中の皆さんには、ぜひたくさんの人に会ってじっくり話をしてみて欲しいと思います。就職活動というのは大きなチャンスです。多くの人に出会い、考えに触れることで、新しい自分自身の可能性が発見できるのではないでしょうか。私も学生の皆さんとお会いすることで、多くのことを学びました。皆さんにお会いできるのをとても楽しみにしています。