インド商工会議所連合会(FICCI)の訪越を記念してホーチミン市で13日、両国間のビジネスフォーラムが開催された。フォーラムに出席したアブヘイ・タクール在ホーチミン・インド総領事は、2011年年初から現在までに、インド企業はベトナムで9つの投資案件認可を受け、投資額は合わせて1120万ドル(約8億6100万円)に上ると明らかにした。13日付サイゴンタイムス紙(電子版)が報じた。
また、FICCI代表団団長のニナド・ケルペ氏 は、今回ベトナムを訪れたインド企業約20社がインフラ、製造、サービスなどの分野でベトナムへの投資を計画しており、現在、事業パートナーを探していると述べた。
これに対して、ベトナム商工会議所(VCCI)のボ・タン・タイン会長は、今後5年~10年の間にベトナムでは、各交通・運輸インフラの整備に向けて700億ドル(約5兆3830億円)~800億ドル(約6兆1520億円)の投資が必要とされているとして、インフラ分野における投資の可能性を強調した。
なお、両国間の2010年における貿易額は、27億5000万ドル(約2114億円)、2011年年初7か月は20億8000万ドル(約1599億円)となっており、年内に38億5000万ドル(約2960億円)に達すると予想されている。