なんか炎上しそうなタイトルですが、最近ホント感じます。皆さんの周りでも、この感覚ってありませんか?
僕の周りでは、自己表現が得意で、会社以外の活動も本気で取り組んでいる活動的な人ほど、会社という枠から飛び出していきます。
そうした方々が会社を辞める理由は以外と似通っており、3つほどあるように思います。
1. 情報統制
この点、象徴的なのは高木さんの記事でしょう。彼は個人プロジェクトで制作したウェブサービスが、広報部から「リスクだから」という理由でお蔵入りになるという経験をし、会社に対して不自由さを感じた、と語っています。
高木さんに限らず、このブログをお読みの皆さんも、どこかでこの種の「不自由さ」を体感したことがあるはずです。社内からフェイスブックやツイッターにアクセスできない、という会社も少なからずあるようですし…。個人と組織の問題は、今後ますます課題となっていくでしょう。
2. 時間・場所に縛られる苦痛
活動的な人であればあるほど、「月〜金、9〜5時出社」という縛りは苦痛に感じてしまうようです。イクメンの代表格の篠原さんのように「週3日会社に出勤する」という生き方はまだまだマイノリティです。
特に最近は「ノマドワーキング」という言葉も定着しつつあり、多くの知的労働者が「会社に行かなくて良いんじゃないか?」と気付き始めているようにも感じます。
「ROWE(Results-Only Work Environment)」という経営戦略も話題になっています。今後は、結果主義でも生き残れる価値の高い人材であればあるほど、時間・場所に縛られることが「苦痛」になっていくでしょう。
3. 収入面でも会社にいる理由がない
土日やアフター5の活動を行っていく中で、副収入を得るチャンスが生まれます。始めは月3万円でも、活動を続ける中で、生活費を賄えるくらいにまでは増やしていけるはずです。
収入の確保が難しい場合も、助成金やインキュベーターの資金などで、最低限の生活費を確保しながらチャレンジを始めることも可能です。
シェアハウスで暮らせば、そもそもの生活費を抑えることも可能です。僕の知人の中には、月の生活費が約3万円(都内在住)、という方もいます。玉置さんにいたっては固定の家を無くしてしまっています。
まだ部下もいない若い世代だと特に、収入面の不安が会社に居続ける大きな理由であるように思います。収入面での不安を払拭できてしまえば、「会社にいる理由」は薄くなります。
会社のビジョンに共感している状態(自分の目指すこと=会社の目指すこと)になってしまえば、これらの理由は一気に吹き飛ぶものですが、経営陣のビジョンがそもそも伝わっていない/実践されていない場合も多いので、なかなか希有な状態です(が、少なからずそういう幸せなマッチングは僕の周りでも発生しています)。
ある広告代理店の人事部の知人は「元気な新人ほどすぐ辞める」と語っていました。クリエイティブな仕事が重要になればなるほど「面白い人ほど会社を辞めていく」という事態は広がっていくように思います。
というわけで、「面白い人ほど会社を辞めていく」というテーマを、3つの切り口で考えてみました。皆さんはどう思いますか?フェイスブックページにてご意見募集中です。