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伊首相“政府機に売春婦”疑惑

9月18日 8時15分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

イタリアのベルルスコーニ首相が複数の売春婦を政府専用機に乗せていた疑惑が浮上し、財政赤字の削減に向けた厳しい緊縮策で国民からの反発が強まるなか、首相にとっては、さらなる打撃になりそうです。

17日付けのイタリアの新聞各紙は、ベルルスコーニ首相に売春婦をあっせんしていた疑いがもたれているビジネスマンの電話を捜査当局が盗聴したものとされる記録を一斉に報じました。それによりますと、ベルルスコーニ首相はこのビジネスマンに「今夜は誰を連れてきてくれるのか」とあっせんを頼んでいるほか、このビジネスマンが、売春婦とみられる複数の女性を政府専用機に同乗させてもらえないかと頼んだところ、「大丈夫だ」と答えたということです。ベルルスコーニ首相は、未成年の少女を買春した罪に問われ裁判で争うなど、たびたび性的な問題が持ち上がっていますが、金銭を支払って女性と性的な関係を持ったことはないと一貫して否定してきました。しかし、今回の疑惑を受けて、イタリアの野党は首相の辞任を求めており、財政赤字の削減に向けた厳しい緊縮策で支持率が大きく落ち込むなか、首相にとってはさらなる打撃となりそうです。