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【社会】

女性失禁後も聴取継続 四日市北署員、交通違反の検問で

2011年9月17日 10時39分

 パトカー内で交通違反の事情聴取を受けていた三重県四日市市の女性(50)が「トイレに行きたい」と再三訴えたにもかかわらず、四日市北署員がトイレに行かせず、失禁後も聴取を続けていたことが分かった。

 女性や現場にいた友人によると、15日夕、四日市市山分町の交差点で、女性が一時停止をしなかったとして検問中だった署員2人が女性の車を止めてパトカーに同乗させ、聴取を始めた。

 数十分後から女性は「トイレに行きたい」と数回訴えたが、署員は「聴取が終わるまで待つように」などと取り合わず、聴取を継続。30分後に女性は失禁してしまったが、署員は「取りあえず調書を確認してください」「苦情は徹底的に受けるから」などと話し、50分近く断続的に聴取を続けたという。

 女性は、途中から事情聴取の様子をICレコーダーで録音していた。近くにはコンビニエンスストアもあり、女性は「どうして行かせてくれなかったのか理解できない」と話し「一生消えない心の傷を負った。謝ってほしい」と訴えている。

 同署の深田久司副署長は「細かいところまで知らないし、何とも言えない」と話している。

(中日新聞)

 

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