2011-09-14
製造業は新入社員の仕事
2011年秋、世界経済株式会社・本社ビルの廊下。中堅社員の日本君がペットボトルのお茶飲料を飲みながら休憩を取っていると、いきなり肩をバンと叩かれました。
米先輩「よう!ニッポンちゃ〜ん、お疲れさん。どうした、しょぼくれた顔して。最近元気ないねぇ。」
日本君「あ、アメリカ先輩。お疲れ様です。…なんか最近…、僕の仕事が少なくって…。」
米先輩「あー、イマドキの新入り連中は仕事憶えるの早いからねー。」
日本君「ていうか聞いて下さいよ。あいつらズルいんですよ。」
〜〜〜回想シーン〜〜〜
韓国君「チョリーッス、ニッポン先輩。この仕事の仕方ぁ、オレに教えて下さいよチェケラッチョ。」
日本君「あ、韓国君。君は勉強熱心だね(ちょっと生意気だけど…)。この仕事かい?。いいよ。これはね、こうやって次にこうやって、それでこう仕上げて。」
韓国君「Hey,YO。こうやってこうやってこうっスね。わかりっしたぁ。じゃあこれ、次からオレの仕事っスから、ニッポン先輩はもう、あっちいってて下さいっス。」
日本君「え?、だってこれは僕の大事な…。」
韓国君「何言ってんスか。KOやってKOやってKO。もうオレ一人で出来るようになったッス。てかチョンチョンってひと工夫して、Come on!ほらもう俺の仕事の方が先輩より上っスね。俺の方がずっと給料安いしー、会社も『次からはこの仕事韓国君に任せるよ』って言ってるっスよ。OK,baby。先輩、もうこの線からこっち入っちゃダメっすYO!、俺の仕事っスからね。Bye NOW。」
日本君「え、そんな…。」
中国君「おい日本先輩。俺にも仕事教えるアル。」
日本君「…(もっとイヤな奴が来た)。」
中国君「あれ?、どうしたアル?。仕事教えない気アルか?。じゃあいいアル。米先輩か独先輩か仏先輩あたりに聞くアル。あー、それか韓国チビに聞くアル。あいつクソ生意気アルよね。俺よりちょっと早く入社しただけのチビのクセして。サヨナラアル。」
日本君「あ!、中国君。何も教えないなんて言ってないよ。これはね、こ…
中国君「あーーー!。もう完璧に理解したアル。私、天才アルね。」
日本君「え?まだ何も説明して…
中国君「ほらこう。(ガン!)こうアル。(ガン!ガン!バキッ!)こうやって…ん?、あれ?壊れてるアル。」
日本君「いや、だからそれじゃ全然できてないよ。それはそうじゃなくて、こ…
中国君「あーーー!。わかった。私ヤパ天才アルね。こうネ。(ガガッ、ガッ!)いや違うか。(ボンッ!!!)」
日本君「あ、危ない!。中国君、大丈夫?。」
中国君「ふー。危なかたアル。日本先輩は教え方ヘタクソあるね。」
日本君「え?」
中国君「まぁダイジョブ。こういうのはやってるうちに出来るようになるアル。だから先輩はもういらないアル。」
日本君「えぇっ!」
〜〜〜回想シーン終わり〜〜〜
米先輩「はははっ。面白い連中だなぁ。」
日本君「笑い事じゃないですよ。」
米先輩「そう言うがお前だって昔ウチに入社してからずいぶん、俺や独先輩の仕事を丸々コピーして憶えては奪い、憶えては奪いしてたじゃねーか。同じだろ。」
日本君「そんな。コピーするにしても、僕はもう少し礼儀正しくコピーしてましたよ。」
米先輩「大差ねーよ。」
日本君「それに、あんまり仕事憶えるのが早過ぎるって先輩に怒られて、しばらく自主規制したこともあったじゃないですか。」
米先輩「あー、むかーし、そぉんなことも…あったっけか…。」
日本君「イヤ結構最近までありましたよ。で、僕はあの時に心に刻んだんです。製造業を極めよう。ちょっと金持ちになったからって、自分で汗を流して油にまみれるのを止めたりしないと。」
米先輩「ほーお。」
日本君「製造業を馬鹿にしちゃだめだって、製造業を僕の生涯の仕事にしようと。アメリカ先輩みたいに『脱工業化社会だ』とか負け惜しみみたいなこと言って僕にどんどん仕事譲ったら、その後随分長い間、先輩の業績悪かったじゃないですか。」
米先輩「お、言うねぇ。」
日本君「だから、50年代の安いブラウスの縫製やおもちゃ作りから始めて、鉄鋼、造船、機械、電機、80年代の半導体、自動車まで、ずっと長い間、会社一の製造業担当社員の地位を確立できたんです。僕は他の誰より努力もしたし、他の誰よりも製造業が得意で優秀なんです。」
米先輩「いや、それは違うだろ。」
日本君「え?。」
米先輩「製造業は、もともと新入社員の仕事なんだよ。お前だけでなく誰でも。お前がずっと会社一の製造業担当社員を続けられた理由は、たまたま偶然、お前が50年代に入社した後しばらく新入社員が入ってこなかった。80年代ころまで、ずっとお前が会社で一番若手で一番の安月給だった。ただそれだけだよ。」
日本君「え?。」
米先輩「韓国君や中国君を見ろよ。衣料品、おもちゃから始めて、鉄鋼、造船、機械、電機、半導体、自動車まで。全部お前が過去にしてきた仕事を同じ順番で憶えてきてるじゃないか。インド君やベトナム君や、バングラデッシュ君だって習得中だ。お前が真面目で努力したのは認めるが、自分だけが何か特別な才能があるとか、人とは違う何かを成し遂げたとか思うのは、とんだ勘違いだぞ。」
日本君「そんな…。」
米先輩「ていうか、オレたち世界経済社に入社して、最初に製造業の仕事憶えなかったら何の仕事するんだよ。とりあえず、最初は製造業から。それが基本だろ。インド君みたいにITを先に憶える方が珍しいんだって。」
日本君「でも…。」
米先輩「お前は知らないかもしれないけどさ、お前が来るまでは、実はオレが一番の若手だったんだよ。」
日本君「そう…でしたっけ。」
米先輩「そうさ。オレも英先輩から鉄鋼を、独先輩から自動車を、みたいに次々仕事を憶えて奪ってきたんだ。お前よりもずっと長く最若手だったから、いつか後輩が入ってくるってことを忘れてたよ。だから、お前に仕事取られた時は少しあせったけどな。」
日本君「でも、先輩は最近だって仕事で大失敗して、会社中に迷惑かけたじゃないですか。独先輩や仏先輩も迷惑そうでしたよ。アメリカ先輩自身、今も業績あんまりよくないですよね。」
米先輩「確かに、あれはマズったね。でもさ、それでも俺の仕事は1990年の8兆270億ドルから2010年の13兆880億ドル*1まで63%伸ばしてる。それに引き換えオマエは、1990年の447兆円から2010年の540兆円まで21%しか成長してない。」
日本君「ぐぬぬ。」
米先輩「後輩の韓国君は20年間で実質GDPが2.8倍*2に、台湾君が2.7倍*3に成長している。英先輩でさえ48%*4成長している。」
日本君「でも、僕は製造業をしたいのに取られたから…。」
米先輩「お前が成長しないのは、いつまでも製造業ばかり特別扱いして、『脱工業化』を悪いことのように決めつけて新しい仕事を憶えないからだ。昔覚えた仕事の改善提案ばっかりでお茶濁して、実はこの20年間、新しいことに一番挑戦してないのはオマエだよ。自覚してる?。」
日本君「そんな…。」
米先輩「俺だってさ、製造業から完全に足抜けたわけじゃないぜ。オマエ知ってる?、iPhoneって俺が作ったんだぜ。」
日本君「知ってますよそれくらい。僕も持ってますから。」
米先輩「でもさ、あれ、俺がやったのはアイデア考えて開発するまで。シンドイから作るのはぜーんぶ新入りの中国にやらせてっから。あれを思いつけるのは社内でも俺様だけ、だけどさ、組み立てるだけなら安月給の中国にもできるだろ。」
日本君「…。」
米先輩「しかもさ、中国の奴、朝から晩まで組み立て続けてヒーヒー言ってるけど、結局儲けは大半俺の給与につくようになってんだぜ。」
日本君「そんな、ズルいですよ。自分では汗流してないのに…。」
米先輩「ズルくはねーだろうが。中国と俺がお互いそれで納得してんだからさ。あいつはあいつで今できる事をしながら、『次は俺がこれを考えてやる』ってメラメラ燃えてんだからそれでいいじゃん。んで、俺は俺で空いた時間使ってiPadとかiCloudとか次のネタ考えてるわけ。オマエもさ、いつまでも『自分で汗流して…』とかガキみたいなこと言ってんじゃねーよ。」
日本君「そんな、いくら先輩だからって、製造業の悪口言わないでください。汗流して働くのは正しいことなんですから。」
米先輩「ていうかオマエさぁ、いつまでも新入社員の仕事ばっかしてて、このままずっと給料もらえると思ってないよね?。」
日本君「え?。」
米先輩「いやマジで、会社そこまで甘くないって。ほんとそろそろ中堅社員らしい仕事憶えないと、もうオマエのする仕事なくなるよ。最近はやたら新人がたくさん入ってきて貪欲に仕事憶えてるし、そのうち会社にオマエの居場所なくなるよ。」
日本君「え?、え…。」
米先輩「じゃあな。早く仕事覚えろよ。」
- 2011-09-11 ちきりんパーソナル 4/69 5%
>7Msmrq
財政難と支持率=GDPじゃあるまいて。全然別の問題。
ドルでもユーロでもいいけど、同じ通貨で比較しないと。
言語の問題を考慮したら、誰もが英米先輩のようになれるわけじゃない。
独先輩のように今でも製造業で頑張ってるところもあるし。
それと日本君が特別扱いをやめるべきなのは「製造業」じゃなくて「お客様」。
GDPが伸び率だけを比べるのはいくらなんでも単純すぎだろ。
>>PZ
辞めるべきなのはお客様の特別扱いではなく年功序列じゃないか?
特別扱いされてお金を出してくれる人も少なくないだろうから。
米国 63%
日本 101%
英国 18%
台湾 150%
※年末レートベース
韓国 79%
上手い例えだと思います。
『体力』も『頭脳』も若い世代からすると衰えちゃうんだから。
結局は、『経験』を商品として『年功序列』っていう商売を考えだした人の勝ちってだけ。
ただ、それが世界を相手に闘う経済力を生み出して、経済戦争に生き残ってきた訳じゃない。
それは日本の内的な仕組みであって、日本が経済戦争を戦ってきた方法は『製造業』。
『製造業』と『年功序列』は同じ軸で並べて考えるものではないと思うよ。
作者さんの考え方はデフォルメ含めて面白いと思う。
アメリカナイゼーション、リーン生産方式、OEMの実態についてもつかみ損ねていると思う
とはいえ、雁行型に発展してきているのも概ね確か
えー本文の方は、あれこれ省略しデフォルメしたコントでして、色々納得できない点もあろうかと思いますが、ご容赦ください。
私としては、途中で日本君が反論している所が大事かなと思ってます。過去の成功体験に加え、対照的にその頃あまり調子が良くなかった欧米を反面教師だとある世代が脳裏に刻んだことが日本を過剰に縛っているのではないかと。あれから30年たって状況は全然違い日本の立ち位置も変わってるんだけど、製造業への信念は強固でどうしても対応が後手に回る。
製造業が不要だなんて私も思っていません。でも、後輩たちが次々と仕事を覚えて奪っていくのは止められないので、こちらは取られた分どこか違う方に出ていかないといけない、という現実を米先輩の口から言わせた形です。
やはり日本君が空手覚えて、諸先輩方に『今すぐ独立してもいーんだぜ?』って脅し一発いれる度胸があれば解決するんだよね。
振り出しに戻る、ってことなんでしょうか。
「そんなことは起きない」というなら、それはそれで残酷な話だし、そうでないなら何か対策しないといけないわけで。
その頃には私はこの世にいないのでしょうが、だからといって先の未来に無視を決め込むのも、何か違う気がするのです。
しかしなんで他人が評価されると「単純化しすぎ」とか的外れな批判するんだろうね。
こういうのはデフォルメしてなんぼでしょ。
細部の整合性とってたら一番言いたいことが伝わらないよ。
頭を使ってアイデアを出すことで付加価値を生み出す、思考停止して汗かいて我慢して働くほうがいいような風潮はあまり好きではないです。
勤勉に汗水流す事こそ美徳 楽して儲けるなんてケシカランって価値観をアメリカに利用されてる、結局アメリカ株式会社日本支社止まり
新しいイアイディアで数十億数百億って価値創出するより、汗水たらして単純労働してる人のが立派って馬鹿かとwwwww
社会的に役に立たない投機金融やサービス業を 虚業だのけしからんだのと馬鹿にするんだから笑える、金を社会的に回すって時点で充分社会貢献なのに
英語覚えて外資に勤めるか金融関連の仕事しか今後は生きる道無し 勿論製造業も一部部署はセーフだけど 国内で単純労働やってる奴は一生ワープアw 自己責任w
米先輩が一番ヤバイってこと
今度言ってやってください。
製造業を支えているのは技術者だ。だが技術者が技術者を率いているわけではない。
率いているのは(社内で役員になれるのは)技術者以外がおおい。
トップに技術者をすえること。これが一番の壁だと思う。
技術者にはアイディアがある。
世間をしらないだろうが、今ある技術で実現出来る製品を誰より遠く見渡せる。
技術者を「物を組み立てる」だけにしておくのは勿体無い。だが、経営者の多くはそのことをわかっていない。
技術者のアイディアから新たなるイノベーションは生まれる。アップルしかり。Googleしかり。
英語が出来なくてもiPhoneは作れるが、iTunes StoreやApp Storeは作れない。
ただ製造業の中でも先進国にしか出来ない仕事はある。
アイデアを持っている技術者以外の人たちのおかげもある。
下請けと言われる中小のおじさんたちから生まれる
精度の高い加工技術など、ローテクからハイテク製品を
間接的にイノベーションを支援しているのも事実。
大手にはできない技術を持っているのだから。
日本が製造業においてイノベーションを起こし続ける、
付加価値をつけて新興国の製造業と差別化したいなら、
ローテクの中の“高精度”な技術は海外には出してはいけないと思う。
その高精度なローテク技術を維持・継承するためには
一定量の受注量が中小製造業にも必要で、
生産拠点を海外へ、開発拠点は国内で
という企業の流れは長期的に見て日本製造業にとって
危ないことだと思う。
高付加価値つけて差別化したいなら、
匠的ローテク技術の損失の影響にも目を向けるべき。
モノづくり なんて言葉を崇拝して、やはり最後はモノづくりが、なんて言うオジサン達に囲まれています。このままだと沈む泥船になっちゃうよ、と気づいている人も居ますけどね。どうしようも無いですわ、日本の製造業は…
コントのように映像が浮かんできます。
米先輩が新入りだったヨーロッパ編もみたい!
馬鹿な金持ちばかり見ていると、ああはなりたくないと思います。
はてブやtwitterでも反響があるようで、ありがたいことです。その中で、「米先輩や欧州の各先輩も悲惨な状況でとても手本にならない」といった声もありました。これについては、先輩を擁護したい点があります。
我々が通った道を後追いして利益を出している後輩と違い、先輩達は何で利益を出すか手探りなので失敗する事が多いのはやむを得ないと思います。まぁリーマンショックみたいな大失敗はもう勘弁してほしいですが。
先輩の「手探りの失敗」を批判する日本に許されるのは「もっと違う手探りを自分で考える」だけで、決して「後ずさりして新しいものに手を出さない」という選択肢はありません。だって我々の背後には後輩連中が充満しているから。
今も製造業が強い独先輩の秘訣は何か、は学ぶべき点があると思います。ただ基本的に「中堅社員の日本は何をすればいいのか」という問いには、「もうそれを先輩から教えてもらえないのが中堅社員の悲しい所」だと思います。お互いライバルでもあるから。
ちなみに韓国は日本に対して3兆円もの貿易赤字。
様々な国が雇用を確保する為に製造業、特に自動車産業を立ち上げようと努力しているのが分からないのか。
アップルは凄いがどれくらいアメリカ国内の雇用に貢献したかね?
どうも、米国クン=Apple(超大企業)、日本クン=まだ自分たちですべて手作りしている企業(中小企業)
というイメージで描写しているように見えます。
他にも後輩たちが失敗しながらも上手くやっているように描いてますが、
そうじゃない(米国「ハハハ」で許されるようなレベルではない事故を起こしている)のは周知の通り。
色々とフェアじゃないですよ
非常によく分かります。 天才ですね、このたとえ。非常に今の日本がどうなっているのか
海外にいてよく考えていたことが まさにそのまま書かれていると感心しました。
いやあ 本当に面白かったです。みなにこのブログ紹介しておきます。ありがとう
ございました。
こういうのは単純化しないとなので細かいところで不満もでるけどそこに突っ込みいれるのは野暮といえる余裕はほしいよね。
ただ、脱・製造業はバブル崩壊直前ころからもてはやされるようになって、その結果が今なんだよね。
近年言われ始めたモノづくりなんてその反動でしかない。ただの反動だから中身が無いけどw
モノづくりって言葉だけを崇拝してなにも考えようとしない人だらけじゃ、モノづくり=新入社員の仕事 なんだろうけど、
昔の人達がよりよいものを作る、より多く売るためにどれだけの知恵を絞っていたかはもう少し考えてほしいですよね。
どの先輩の背中を見て仕事するか?
そもそも日本君は、このまま世界経済株式会社で働きたいのか?(のうさぎさんのコメントも、真理ですねえ)
次回は、気になる新人女性登場の巻でw
世界の経済情勢の確信をついている気がしました。
使い古された技術を新しい切り口でゲーム機に利用しています。
また自社工場は持たず、後進国で作ってます。
DS、Wiiでは相当稼いだらしく、10年間は売り上げが無くても社員に給料を払えるとか…
ソニーは最新の技術を使ってゲーム機を作っていますが、Wiiと比べるとPS3は…
前者は完全に新入社員の仕事だけど、後者はまだまだ頑張るべきっていうか全然足りてない。
日本の技術力って熟練職人の賜なだけであって、熟練職人の腕 >>> 設計・開発の頭脳 ってのが実情だからね。
職人と頭脳をベストミックスさせれば日本のモノづくりはまだまだイケると個人的には思ってる。
問題は、熟練職人も開発研究者も少数しか必要ないから、日本全体での雇用は全く増えないってことかな。でも、iPhoneで雇用が増えないのも同じだし、仕方がない。
英語を公用語にするより、ユダヤ教に改宗したほうがいけるんじゃないですかw