NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

気仙沼 目黒さんま祭へ発送

9月17日 18時43分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東日本大震災からの復興が進められている宮城県気仙沼市で水揚げされたサンマが、18日、東京で開かれる「目黒のさんま祭」に向けて発送されました。

「目黒のさんま祭」は、古典落語「目黒のさんま」にちなんで行われる炭火焼きにしたサンマを無料でふるまう催しで、ことしで16回目になり、毎年、気仙沼のサンマが使われています。17日は、気仙沼市の市場で、祭りの実行委員会のメンバーを務める気仙沼市の市民15人が、16日水揚げされたサンマ7000匹を箱詰めにし、一つ一つの箱に「気仙沼港」と書かれたステッカーを貼っていきました。そして、サンマが入った140個の箱がトラックの荷台に積み込まれ、トラックは、東京・目黒区の会場に向けて出発していきました。実行委員会によりますと、ことしは震災の影響でサンマを確保できるか心配されましたが、16日、震災後では最も多い104トンが水揚げされ、祭りでふるまうサンマを確保できたということです。実行委員会の梅津覚太郎さんは、「綱渡りだったがサンマが用意できて一安心です。目黒区からは多くの支援をいただいたので、あすは感謝の気持ちを込めてふるまいたいです」と話していました。