大阪府吹田市の井上哲也市長が代表を務めていた政党支部が、韓国籍の男性から3万円の寄付を受けていたことがわかった。外国人からの寄付は政治資金規正法で禁止されており、井上市長は全額を返金した。
井上市長の事務所が17日、発表した。韓国籍の男性が社長を務める吹田市内の建設会社が2009年11月、当時府議だった井上市長が代表を務めていた自民党大阪府吹田市第一支部に寄付した。民主党の前原誠司氏の外国人献金問題が明るみに出た後、政治資金収支報告書を調査して判明した。
事務所は「寄付を受ける時に国籍までは確認していなかった」という。井上市長は「認識を欠いていた」とする談話を出した。井上市長は今年4月、大阪維新の会公認候補として市長に当選した。