英首相がKGBからの「勧誘」暴露、露大統領「優れた情報員に」

2011年 09月 13日 14:30 JST
 
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 [モスクワ 12日 ロイター] ロシアを訪問中のキャメロン英首相が、学生時代に旧ソ連の治安当局から「勧誘」を受けたと暴露し、同国のメドベージェフ大統領は12日、キャメロン首相が非常に優れた情報員になったはずだと笑いを取った。

 首相就任後、初めてロシアを訪問したキャメロン首相は先に、モスクワ大学で講演。その中で、冷戦下にあった1985年にソ連に滞在していたことに触れ、英語を巧みに操る2人のロシア人に食事に連れ出され、英国での生活や政治についての考えなどの質問を受けたというエピソードを披露。

 さらに、英国に戻った後、大学の講師にその話をしたところ、講師に面接だったのかと質問されたことも明かし、「もしそうだったとすれば、私は仕事をもらえなかったようだ」と語った。

 この話について、記者から尋ねられたメドベージェフ大統領は冗談めかして、キャメロン首相が優れた情報員になっただろうと回答。首相もすかさず「その質問に対する答えはノーだと思う」と笑わせた。

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 9月12日、ロシアを訪問中のキャメロン英首相(右)が、学生時代にKGBから「勧誘」を受けていたとジョークを飛ばした。写真左はロシアのメドベージェフ大統領(2011年 ロイター)
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