劇場アニメーション「秒速5センチメートル」 【Blu-ray】
観て良かった…でも観なきゃ良かったとも…
最高でした
特になし
3部構成で描かれる、ごく普通にありがちな恋の物語です
元々は劇場まで見に行くつもりだったんですが、一人で行くのは気が引けたので観に行くことができませんでした
DVDやBDが出た後も、周りの女性に聞くと反応が芳しくなく、男性に聞いても賛否がハッキリ分かれる作品(ネットでも大体そんな感じですね)だったのと、賛成派も気分が沈むって評価も多かったので観ないようにしていたんですが、ついに観てしまいました
見終わった後の今の気分は完全に下降気味ですが、でも観て良かったと思える作品でした
(以下ネタバレ有るかも知れません…)
観る人によって・観るタイミングによって、様々な評価が出来ると思いますが、個人的には"成長"が描かれた作品ではなかったかと思います
どうしても男性視点で見てしまうため、2部の後半から3部にかけての流れが(別の女性が登場していたとしても)女性の成長やたくましさを感じさせて、千と千尋の神隠しよりは余程コチラの方がリアルに感じました
対して主人公の男は、最後の最後まで成長しません
少年時代の思い出に引きずられて、オトナになってしまっています
ただ、そんな女々しい主人公も最後のシーンでは現実に向き合い、現実を受け入れることによって大人への階段を上り始める…そんな風に感じました
この辺りは、実際の内面はそうとう女々しい男とたくましい女性の対比が嫌み無く描かれているんじゃないでしょうか
オブラートに包まずに表現することが出来ない他の作品とは違って、下手するとドロドロしてしまう"恋愛を通した成長"というテーマをこれほどキレイにまとめた辺りは新海誠という才能の凄いところだと感じます
主題歌は山崎まさよしのOne more time,One more chanceですが、むしろ個人的にはそれよりも天門の"End Theme"の方が印象に残りました
前述の通り、観に行く気分にさせてくれたのもYahoo!で公開されていた予告編の、この曲がキッカケだったので余計かも知れません
背景がキレイとか描写が…なんてのは興味がないので、特に印象には残ってません
むしろしっかりとテーマがある作品には、オマケ的な評価だと思います
あくまでもいいかげんな自分の適当な感想・評価でしかありませんが、少なくともココ数年内で観た全ての映画の中で一番心に残る作品でした
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追記(10/11/08)
新海誠の最新作「星を追う子ども」 の特設サイトがプレオープンしています
http://www.hoshi-o-kodomo.jp/top.php
2011年公開らしくまだ何もないページですが、9日から正式オープンで何かしらの情報が出るようです
映像も公開されるとかされないとか言う話なんで今から楽しみです
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[データ更新日時:2011/09/18 00:20]
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映像美
Blu-rayだから堪能できるこの画質
特に無し
ぽぽろさん2010/01/06 02:16
Blu-rayドライブを買った記念に購入しましたが、初めから終わりまで圧倒的なまでに緻密な描写の連続で、Blu-rayの高画質を存分に ...[続きを読む]