ZM600-RS
【ZALMANファン感謝祭】ミドルクラスの鉄板になれるか?
価格/性能/安定性のバランス
今のところ特にない!
今回のレビューはZALMANファン感謝祭の体験レビューになります
選出して頂きましたZALMAN及びconeco(ベンチャーリパブリック)の関係者の方々にお礼申し上げます
…と言うわけで、今回、ナゼか選ばれてレビューをすることになってしまいました
しかも電源ってレビューめちゃ難しいやん!
と思いつつ、初のPC長者レビューをさせて頂きたいと思います
■スペックで気に入った点
・+12V 4系統
まずはコレでしょう
今現在、一般的なPCパーツの大半は+12Vで動いてるんで、12Vの電力供給が安定していることが安定運用の必須項目となっています
その点、定格20A/ピーク時22A(1系統)を4系統備え、最大合算値576Wのこの電源なら、見かけだけのワット数だけ高いそこらの糞電源よりは安定して動いてくれるはずです
・80 PLUS Bronze
ココも魅力的ですね
以前、メインで使う電源を買った時は80 PLUSが出始めた頃で、価格も割高感があったために手が出せませんでした
しかし、ZM600-RSでは実売価格¥12000+αで"80 PLUS Bronze"を取得しています
コレを取っていないからと言って即効率が悪いとはいえませんが、無いよりは有った方が使う側としては安心でしょう
…まぁ、ワットチェッカーなどを持っていないため、どの程度効率が良いのかさっぱり分からないんですけどねw
・過電圧/過電流/短絡回路/過熱/低電圧の各種保護機能搭載
ひとまずこの程度有れば問題ないって程度には対応しています
コレまでの個人的経験で言うと、保護機能に関してシッカリと記載がある電源で他のパーツが巻き込まれて死亡した経験はありません
■同梱品について
出荷時の状態では、約2cm×26cmのベロクロテープで全てのケーブルがまとめられており、このベロクロは余ったケーブルなどをまとめるのになかなか便利です
その他の同梱品は
タイラップ5本/電源マウント用のネジ4本/マニュアル/電源ケーブル、となっており、マニュアルはZALMANらしくハングルと英語のみの記載になります
後述のケーブル構成を考えると、ペリフェラル→SATAの変換コネクタなど付いてれば尚うれしかったかも?
■外観など
・ケーブル
ケーブルは全部で8本(カッコ内は適当に巻き尺計測した長さ ケーブル途中に端子があるものは端子位置を記載(詳しくは後述))
・ATXメイン電源 20/24pin x 1本(50cm)
・EPS/ATX 12V 4/8pin x 1本(50cm)
・PCI-e 6pin + 8pin x 2本(8pin:50cm / 6pin:60cm)
・SATA用 3口 x 2本(50cm/65cm/80cm)
・ペリフェラル 3口 x 1本(49cm/63cm/76cm)
・ペリフェラル 3口 + FDD x 1本
の構成になっています
(※ケーブルの長さに関しては、あくまでも実測値のおおよその数値です まだケーブル自体が馴染んでいないため結構誤差があると思います また、ペリフェラルとSATAで端子間隔が違いますが、中間端子の形状の問題で数値がぶれているだけで、ケーブル長は同じ程度有るようです)
ペリフェラルは2本も要らないんじゃないかなぁとも思いますが、これは人によって構成はマチマチ(特にこの価格帯だといろんな方が買われるでしょうしね)だと思うのでOKかな
・本体の外装について
少しマットな風合いの黒がカッコイイです
ただ、一般的な自作PCケースでは、せっかくのZALMANロゴが見えない方向を向いてしまう点と、ラベルももう少し地味に抑えればシックな感じが増したかも?とも思います
…電源の外観なんて普段見えないから、どうでも良い事なんですけどねw
■実際に組み込んでみた感想
P180に組み込んでみました
ケーブルがの堅さ・太さは普通なので、取り回しに関して特に困ることもなく、ケーブルの長さもしっかり取られているためEPS 12V以外は裏配線でも問題有りませんでした(下段ベイ行きのケーブルは裏配線してません)
長い間、P180 + ELT620AWTの環境で馴染んでしまっていたため、換装に手間取るんじゃないかと心配していましたが、取り外し・組込は簡単に終わってしまいました
■動画について
動画後半部分の、騒音の計測について補足説明しておきます
テストでは
・ELT620AWTを比較として使用
・電源単体で床に置き、電源検証基盤KM-02Aを使って起動
・マイクにMS-STM88SVを使い、ネットブックに入力・サウンドレコーダーで録音
・電源の吸気部を上に向け、ファンの中心の上2cmの位置にマイクを向けて設置
・数回繰り返したウチの、もっとも耳障りに感じた物を選択(コレについてはほとんど変化がなかったので無意味でしたがw)
・動画中のレベルメーターは、EDIUS Pro 5のメーターを編集中にキャプチャしたもの
となっています
動画では、ZM600-RSが不利になっていますが、
・吸気部を上に向けて使用することは少ないと思う
・マイクの拾いやすい音と耳が拾いやすい音が微妙に違うことがある
・そもそもPCケース内に入れてしまえば、他のファンの音にかき消されてしまうほど小さい
・排気自体はZM600-RSの方が強そう
と言う点はご了承ください
動画中では"ノイジー"と書いてますが、余程、良い耳を持ってる人以外は、PCの中に入れてしまえば聞こえない程度のレベルです
■一応ベンチ
先ほどと同じくELT620AWTと比較してみました
使用環境は
CPU:C2Q6600
M/B:GA-EP45-UD3P
VGA:HD4870
ドライブ類:HDD3台・光学ドライブ1台
と言う一世代前のアッパーミドルな構成です
この構成でベンチを回し、RIVA TUNER(+Everesアドイン)のモニターで12V/3.3Vを計測・グラフ化してあります
【CINEBENCH R10】
・ELT620AWT
12V:12.11→12.07
3.3V:変化無し
・ZM600-RS
12V:12.24→12.17
3.3V:変化無し
ドロップしてしまう電圧数はさして変わらないんですが、ELT620AWTの方は後半部分でホトンドの時間を下がったままで終わるのに対してZM600-RSでは粘り強く12.24Vに戻ってます
【BIOHAZARD 5ベンチマーク】
テストBにて計測
・ELT620AWT
12V:12.11→11.98→11.92
3.3V:3.34→3.31
・ZM600-RS
12V:12.24→12.17→12.11
3.3V:3.33→3.31
3周回してみましたが、開始直後は粘ったZM600-RSに対して、ELT620AWTは終始ブレブレですね
しかも12Vラインを割り込んでしまいました
【3DMark06】
・ELT620AWT
12V:12.11→11.86→11.79
3.3V:3.33→3.31
・ZM600-RS
12V:12.24→12.17→12.11
3.3V:3.33→3.31
ELT620AWTはベンチ中のホトンドの時間が12V以下になってしまいました
ここまで落ちると"虐めてゴメンよ"って気分になってきますw
対してZM600-RSはまだまだ余裕がある感じですね
ベンチを回しての電圧のドロップに関して言えば、ZM600-RSは600Wと言うスペック以上の粘り強さを感じます
ELT620AWTの経年劣化分を差し引いても悪くない感じじゃないでしょうか
(※ベンチ結果画像はコチラ(http://akiba.geocities.jp/yomeniokorareta/page/coneco/coneco_item100219.html ))
■総評
非常にバランスの良い電源だと思います
ELT620AWTと比較すると、ペリフェラルのコネクタが普通の形状のため抜きにくい事とプラグイン方式のケーブルでない点がパッと見てもわかりやすい相違点かと思いますが、ペリフェラル自体もはやあまり使い途がない&プラグイン方式は(気のせいかも知れませんが)ノイズが多くなるような気がする、という理由で特に気にはなりません
なにより価格も安いですし、特に問題らしい問題点も見あたらない(志向的な問題で細かい不満はありそうですけどね)事を考えると、ミドルクラスをカバーする電源としては、鉄板の選択肢が一つ増えたと言えるんじゃないでしょうか
あと気になるのは耐久性ですが、この点については今の段階では何ともいえないので…まぁ運次第なトコロもありますしねw
今後はコレをメインで使用するか、この電源をベースに別のPCを組むか…
悩む日々が続きそうですw
【conecoからのおしらせ】PCパーツ長者特別企画「ZALMANファン感謝祭」はこちら
※動画のBGMに関して
MusMus(http://homepage2.nifty.com/musmus/info.html)さんの
『プラスチックアドベンチャー』
を使用させて頂きました
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別の電源・環境で使用したレビューを投稿しました
http://club.coneco.net/review/Review_Detail.aspx?rev=31975
宜しければご参照ください
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12人中、12人のユーザーが、このレビューを「役に立つ」と投票しています。
[データ更新日時:2011/09/18 00:20]
最安値¥10,980
平均価格:¥12,876
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