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原子力平和利用と核不拡散にかかわる国際フォーラム・配布資料/概要報告

実施概要

開催日時:
平成23年2月2日(水) 10:00〜17:30、2月3日(木) 9:30〜18:00
開催場所:
学士会館 210号室(東京都千代田区神田錦町)
主催:
(独)日本原子力研究開発機構
(財)日本国際問題研究所
東京大学グローバルCOE

プログラム/配布資料

平成23年2月2日(水)

冒頭挨拶

鈴木 篤之 日本原子力研究開発機構理事長

基調講演

巡り変わる核の風景:今後の検証課題に備えて
ハーマン ナカーツ 国際原子力機関(IAEA) 保障措置局担当事務次長
核セキュリティと原子力平和利用
ローラ ホルゲイト 米国国家安全保障会議 WMDテロ・脅威削減担当上級部長
ワークショップ「持続可能な未来のための原子力」に関する報告
遠藤 哲也 日本国際問題研究所「新しい核の秩序構想タスクフォース」座長
原子力平和利用と核不拡散
高須 幸雄 人間の安全保障に関する国連事務総長特別顧問 / 前国連大使

パネル討論1
「NPT運用検討会議のフォロー:平和利用と核不拡散・核軍縮」

(パネル1-1)保障措置の強化・効率化

原子力平和利用のための保障措置の強化・効率化について、追加議定書及び統合保障措置の普遍化をいかにして達成するか。また、保障措置技術開発は、技術の信頼性向上、保障措置活動に伴う査察資源の合理化・効率化及びそれに伴う受領国側の負担軽減のメリットを生み、それらに貢献することはできるのではないか。

座長
パネリスト
(パネル1-2)保障措置技術の核軍縮への応用

保障措置技術の核軍縮への応用、核兵器解体核Pu処分及び兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)に関する核物質の検証に対し、IAEA及び主要国(我が国含む)がどのような役割・貢献をなすべきか。

座長
パネリスト

レセプション

於:学士会館 202号室

平成23年2月3日(木)

パネル討論2
「核セキュリティ強化に向けて」

(パネル2-1)核セキュリティ

核セキュリティ・サミット、WINS等の民間活動の活発化、IAEAによる核セキュリティ強化に伴う文書の作成、将来の施設へのセキュリティ設計、日本政府のイニシアティブにより原子力機構に設置する核不拡散・核セキュリティ総合支援センターの取組、各国が取り組むべき課題や国際協力の方向性などについて議論を行う。

座長
パネリスト
(パネル2-2)核鑑識

核の不正取引や核テロを抑止する上で極めて重要な手段である核鑑識について、その技術の確立に向け、我が国が取り組むべき課題や関係各国との協力体制確立の方向性などについて議論を行い、日本及び関係各国がどのような貢献をなすべきかを明らかにする。

座長
パネリスト

パネル討論3
「原子力平和利用協力における核不拡散確保の重要性」

(パネル3-1)原子力新興国に対して原子力協力を行う上での核不拡散の重要性

原子力新興国に対して原子力協力を行う際、各国の原子力企業による公平な競争の場(Level playing field)をいかに確保するか(原子力協力の要件の共通化)、燃料供給保証構想の核不拡散上の意義、将来的に想定される使用済燃料の蓄積問題への対応等について議論を行う。新興国側の視点も取り入れる。

座長
パネリスト
(パネル3-2)非NPT国との原子力協力

非NPT国との原子力協力を核不拡散の観点からどう捉えるか、公平な競争の場をいかに確保するか等について議論を行う。

座長
パネリスト

閉会挨拶

遠藤 哲也 日本国際問題研究所「新しい核の秩序構想タスクフォース」座長
田中 知 東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻教授

概要報告

※議論の詳細については近日中に公開の予定です。