今夏(7月1日~8月31日)に富士山8合目以上に登った人数は、山梨、静岡両県の計4登山道で計約29万3000人だったことが16日、環境省のまとめで分かった。昨年より約2万8000人減少した。
4登山道のそれぞれ8合目付近に設置した赤外線カウンターでカウントした数字を集計した。ルート別では、山梨県側の吉田ルート(吉田口登山道)が16万5038人で、登山者全体の56%を占めた。静岡県側は、富士宮ルートが7万2441人(全体比25%)、須走ルートが4万179人(同14%)、御殿場ルートが1万5758人(同5%)だった。
昨年より増加したのは、御殿場ルートで5913人。その他3ルートではいずれも減少した。
吉田口登山道については、富士吉田市が既に、6合目でカウントした登山者数が22万8775人(昨年25万9658人)だったと発表している。【山口香織】
毎日新聞 2011年9月17日 地方版