パソコンなどに使われる半導体のDRAM大手、エルピーダメモリは日本から台湾に生産能力の4割を移転する。国内唯一の拠点である広島工場(広島県東広島市)の製造設備を台湾子会社に移し、日台の生産能力が逆転する。台湾で汎用品を量産し、広島工場はスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)向けなど先端技術を使う製品に特化する。長引く円高を背景に、製造業の生産体制再編が加速してきた。
エルピーダはDRAM世界3位。パソコン向けは世界的な在庫の増加で価格が急落している。ウォン安を背景に競争力を強めている世界1、2位の韓国サムスン電子やハイニックス半導体に対抗するためには、抜本的な生産体制の見直しが不可欠と判断した。
広島工場のDRAM生産能力は直径300ミリのシリコンウエハー換算で月間約12万枚。最大で4割に相当する約5万枚分の製造装置を、今後1年間かけて台湾子会社の瑞晶電子に段階的に移設する。既存工場の隣接地に約200億円を投じて、半導体製造用のクリーンルームを整備する。
瑞晶電子は現在、約8万5千枚の生産能力がある。新ラインが稼働すると13万5千枚となり、日台の生産比率は6対4から3対7へ逆転する。
広島工場はスマホなどモバイル機器に搭載する、低消費電力型の大容量DRAMの生産拠点とする。25~30ナノ(ナノは10億分の1)メートルの微細加工技術を使い、1枚のウエハーからより多くの半導体製品をつくれるようにしてコスト競争力を高める。広島工場で働く従業員はグループ内で吸収し、雇用を維持する。
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