|
「法令違反」と言われては現場のモチベーションは維持できず
3月26日、愛育病院(東京都港区)院長の中林正雄氏と、事務部長の大西三善氏は、今回の労働基準監督署による是正勧告の件で取材に応じた。
労働基準監督署勧告の経緯と問題点
大西氏によると、労基署による最初の調査があったのは今年1月20日。労基署は、医師の勤務体制(特に当直とその翌日の勤務)、看護職員の勤務体制について、一部の医師の勤務予定表と実施表、給与台帳、時間外・休日労働に関する協定(36協定)などの資料を持ち帰った。2月19日に再調査が行われ、全医師の2008年12月分給与と11月分の勤務実態、手当ての支払い状況などを確認し、それらの内容を踏まえて3月17日に愛育病院への是正勧告・指導がなされた。
労基署より指摘があったのは、主に以下の点。
○医師の時間外労働について、36協定が締結されていなかった
愛育病院でも、36協定そのものは締結されていた。しかし、時間外労働の規定があったのは医師を除く他の職種のみだった。この理由について、大西氏は「事務手続きのミス」と説明している。
事務手続きのミス・・・
こんな言葉を信じる馬鹿がどこにいる
こんな事務長、取りあえず首にしましょうね
○時間外労働、休日労働が法定基準を超えていた
総合周産期母子医療センターは、常時複数の医師がいることが要件となっている。愛育病院では、常勤医1人、非常勤医1人、オンコール1人という夜間体制を取っている。
現在愛育病院の産科常勤医は15人。しかし、このうち女性医師5人は、現在、妊娠・出産・育児のため、時間外勤務を免除されている。さらに1人は厚生労働省の要請を受けて福島県の病院に出向しており、もう1人は専門医取得のため現在他院で研修中だった。院長、部長、医長、後期研修医などを除くと、事実上5人の常勤医が当直を担っており、それらの医師の時間外勤務が法定の時間を超過していた。ただし、中林氏は、「一時的にオーバーワークが出てしまったものであり、常態的なものではない」と説明している。
いやいや、常態的なものでしょう・・・
だから総合・・・を返上するんでしょ
○時間外勤務についての割増賃金が支払われていなかった
労基署の見解では、当直とは夜間の見回り程度の宿直業務であり、原則として睡眠時間が確保される状態のもの。しかし、周産期医療現場では夜を徹して分娩などの医療行為に当たることが常態であると言える。この点について労基署は、当該業務は事実上、宿直ではなく夜間勤務であるとし、それに伴う時間外勤務への賃金を支払うよう求めた。
なお、愛育病院では、「当直手当」は支払っていた。金額は、対応した母体搬送数、分娩数などにより3万-6万円。一方、法定の時間外割増賃金(基準賃金の25%増)では、中堅-上級クラスの医師では8万-9万円になる見込みだという。
これは驚きました・・・
僕の当直料は8000円位です・・・
↑
何の自慢にもなりません・・・
ま、どうでも良いんですが
しかし、愛育といえば全国屈指の有名セレブ病院
しかも医者の給料はそれ程高くない
夜勤分、超勤分の給料くらいは払っているものと思っていましたが
愛育でさえ貧乏だったのでしょうか・・・
“看板”が外れても、病院には特段の問題なし
労基署の是正勧告を受け、3月25日、愛育病院は東京都に総合周産期母子医療センター(以下「総合周産期センター」)の指定返上を打診した。理由は2つ。(1)総合周産期センターの要件では、常時複数の医師を置くことが必要である。しかし、労基署の是正勧告に従うと、常勤医がすべての当直に加わることはできず、非常勤医2人での当直体制(その場合オンコールを2人とすることを検討)となる日も生じる、 (2)東京都には総合周産期センターは9施設あるが、愛育病院以外はすべて大学病院などの総合病院で、救命救急センターなども併設されている。そのような機能のない愛育病院は、総合周産期センターとして適切か否か、という点。
中林氏は「地域の周産期医療を担う病院のduty(義務)として一生懸命やっている状況を『法令に反している』と言われては、現場のモチベーションが維持できない」と語る。「法定基準は将来的には適正に守れるようにすべき。しかし、現在のように赤字の病院が多い、産科医療に携わる医師も不足している、という状況で、すべてを一度に解決するのは不可能。実態に合うよう法の弾力的解釈を行いつつ、中長期的な解決が図られるよう全国的な問題として行政にきちんと取り組んでもらいたい」と要望した。
一生懸命やっている状況を『法令に反している』と言われては、現場のモチベーションが維持できない」と語る。
一見、勤務医の立場を代弁した立派な経営者、院長のように思えます
この言葉が今回の問題を全て表しているようですので
後述します
総合周産期センターという“看板”については「どちらでも良いと考えている」という。「総合周産期センターを返上し、地域周産期センターとなった場合も、現在行っている医療の質を落とすわけではなく、実質的な変化はない。しかし、規制が外れる分、より柔軟な対応が可能になるとは思う。当院から『こうしたい』と言うことはできない。このような状況でも“総合”としてやっていった方が良いと東京都が判断するのであれば、続けないわけにはいかない」と述べた。なお、地域周産期センターとなった場合でも、NICUの病床数などは減らさない考えを示している。経営的な面でも、総合周産期センターには年間約2000万円の補助金が支給されているが、診療報酬による加算などを含めて試算しても全体で1000万円程度の減収であり、分娩費用が60万-70万円と他施設よりも高い愛育病院は、「分娩費用を1万円上げれば十分賄える」という。
今日(26日)の午後、東京都からは「(総合周産期センターを)続けてもらいたい」との意向が伝えられたとのこと。中林氏は、「“担当部長の意向”だけでは、今後人事移動などにより判断が変わる可能性もある。周産期医療協議会で検討を行った上、文書で回答をいただきたい」としている。
総合を返上されて困るのは都じゃないの?ん?
こっちは良いんだよ返上しても・・・
たったの一万上乗せで何の影響もないんだから・・・
という立場がみえます
で、結局
総合周産期センター指定、愛育病院が返上の打診を撤回
東京都港区の愛育病院が「総合周産期母子医療センター」の指定返上を都に打診した問題で、同病院の中林正雄院長は26日、報道陣に「都から返上の必要はないと言われた。その判断に従う」などと話し、センターとして指定を受け続ける考えを示した。事実上、返上の打診を撤回したことになる。
病院は労使協定を結ぶことや、非常勤の医師を新たに4人確保する改善策を4月20日までに労基署に報告する予定だが、それでも常勤医師だけでは国が総合センターの指針として示している「24時間、複数の産科医が勤務」という条件が満たせないことから、都に返上を打診したという。
「モチベーションが保てない」
愛育病院の様な有名病院に勤めることは
それだけでモチベーションになるものです
聖路加、虎ノ門なども同様ですね
ただ、それでも労基法に準ずれば医者が足りない
で、労基署から指摘された
このまま勧告に従えば支出が増える
今のままの医者の数で何とかまわして行きたい
じゃ、返上だ(―_―)!!
で、都も、厚労省も病院も利害が一致
「全てを一度に解決するのは不可能
実態に合うよう、法の弾力的解釈を行いつつ・・・・」
愛育の院長は明らかに法令違反をし、それを
そのまま見逃してくれ、と言っているのです
法令を守って出来ないのなら当然返上すべきですよ
それで施設が足りないのは院長の所為ではありません
行政のミスです
ま、愛育の脅しに屈した形・・・
これで医者は今まで通り生かさず殺さず働かせて
問題なし
労働基準など研修医は死んだりして裁判でちょっと
うるさいことになったから守るけど、
医者には弾力的な解釈で問題なし・・・
夜間勤務の給料を愛育ですら払えない
産科医を愛育ですらこれ以上雇えない
結局医者の待遇を良くしようなどとは
どうなっても出てこないんですよ
医者の待遇を弾圧といえるほど虐げてきて、やる気が
なくなったら法令違反をしてまで待遇の向上は許さない
現場の医者が自分たちのやる気で残業をする位は
なんてことないですよ、全員やってますよ
しかし、経営者が給料もまともに払わず
このままどんどん働け・・・
法令違反も黙認しろ
今回の愛育病院の対応は一見立派に見えて
勤務医の待遇を改善する必要がない、弾力的な運用で
対応できるとした点で極めて悪質、勤務医全体の
不利益になった重大な出来事である
しかし、聖路加も愛育も給料安いから女医が多いですね
|