アメリカ・カリフォルニア州の砂漠で島根県出身の女性の遺体が発見された後、身元が確認されるまで4年もかかったのは、不法入国者の遺体と間違われていたためだと分かりました。
サンディエゴに住んでいた小川文子さん(当時41)の遺体は2007年1月、穴の中から見つかりました。この辺りはメキシコとの国境に近く、不法入国を試みる人が後を絶たないため、サンディエゴ郡の保安官は当初、遺体は不法入国の途中で死亡した女性で、一緒にいた仲間によって穴に埋められたと判断したということです。このため、身元確認が大幅に遅れました。穴には血痕があり、遺体の近くには小川さんの体格よりかなり大きいXLサイズの血に染まったTシャツが落ちていたということです。