アメリカ・カリフォルニア州の砂漠で4年前に発見された身元不明の遺体が、DNA鑑定の結果、行方の分からなくなっていた日本人女性だったことが判明し、地元の警察は、この女性が殺害された可能性もあるとして捜査しています。
カリフォルニア州サンディエゴの警察によりますと、遺体で見つかったのは、島根県出身でアメリカ人の男性と結婚してサンディエゴに住んでいた小川文子さん(当時41歳)です。小川さんは4年前の2007年から行方が分からなくなり、日本の家族から捜索願いが出されていました。警察では、2007年1月にサンディエゴ郊外の砂漠で発見された身元不明の遺体について、ことし6月にDNA鑑定を行った結果、小川さんであることが判明したということです。警察は、関係者の証言などから、小川さんが殺害された可能性もあるとして、家族や知人から当時の状況について話を聞くなどして捜査しています。