'11/9/17
「たまゆら」で竹原活性化を
竹原市が主な舞台のアニメ「たまゆら」が全国でテレビシリーズ化され10月5日、広島県内で放映が始まる。竹原商工会議所は16日、ご当地アニメのヒットを地域活性化につなげた埼玉県久喜市鷲宮地区の事例を学ぼうと、仕掛け人を招いて学習の場を設けた。
竹原市の商店主や市職員たち50人が出席。鷲宮商工会の経営指導員坂田圧巳さん(38)から、ファンを呼び込んだ方法などを聞いた。
鷲宮が脚光を浴びたのは4年前、地元の神社がアニメ「らき☆すた」の舞台として紹介されたのがきっかけだった。坂田さんは、飲食店のスタンプラリーや登場人物の特別住民票発行などの取り組みを紹介。「ファンは交流を求めている。保守的な企画では売れない。目立つことで反響も大きくなる」と成功のこつを語った。
たまゆらは県内では毎週水曜深夜、テレビ新広島で30分間放映する。全12話。制作する松竹は11月19、20日、竹原市で関連イベントを催す。