木ノ内博道の[里親家庭支援のつれづれ日記]

2011-09-12

試し行動と言う誤解

19:09

杉並事件のマスコミ報道で気になっていることがある。

多くのマスコミが子どもの試し行動を原因として報道していることである。

たぶんだが、試し行動と言うのは比較的ノーマルな現象と言うように私は理解している。

中途養育の当初は(子どもが来た当初は)とてもお行儀が良くて驚くくらい。そしてここの家庭が安心してもいい環境だと分かると赤ちゃんがえりなど退行が始まる。そうして関係ができた後で、この大人はどのくらい自分を許してくれるだろうと試し行動が始まる。それは時には思春期にまで及ぶことがある。信頼の関係を試すのだ。これらはプロセスである。


しかし、里親家庭でいま表面化しているのは、そうした新しい人間関係が成立する過程で誰もが通る道のことを言っているのではない。

虐待などを受けて、発達障害などの症状をみせる、課題をもった子どもの問題だと思う。

様々な調査があるが、4人に1人の子どもがこうした課題を抱えている。

学校で友達を作ることができなかったり、多動傾向があったりと、様々な問題を起こすので里親も参ってしまう。

学校だけではなく、地域でも、家庭内でも問題を起こしやすい。

虐待を受けた子どもは発達障害的な様々な症状をみせるが、私は乳児院を含む施設で養育された子どもにも見られる症状だと思っている。

たぶんそれは、施設が虐待の一種であるネグレクトをするからではないだろうか。要保護児童の9割が生活しているところをそう言うように表現するのは心苦しいが、乳幼児期の施設はどんなに手をかけたとしても家庭ほどには手をかけることはできない。


ネグレクト、と書いてはたと気がついたことがあるが、里親行政からネグレクトされているな、と。さらに、要保護児童の措置解除後も、ネグレクトの状態にある。

なんと虐待の多い社会だろうと考えてしまう。

oooqureeoooquree 2011/09/17 14:17 昨日自分も知恵袋の質問で朝日新聞までもが、里親をかばうような記事を誤った認識を元に書いていたと知り、知恵袋でそれも含め質問してみました。
虐待された子供は、普通の養育里親ではなく専門里親に委託されること、専門里親はごくわずかで大半の里親が養育里親であるという事
だから虐待の救済に里親制度はならないのに、まるで何か関係あって意義や意味のある貢献をしているかのように思わせる書き方であることなど、色々おかしいと思いました。
虐待里親告発、里親制度反対の元里子の人のブログに詳しく書いてあります。
自分の質問はこれです。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1171423671
消えるかもしれないので、魚拓です。javascriptを無効にして見て下さい。有効だとyahooのトップに飛ばされる事があります。
http://megalodon.jp/2011-0917-1412-18/detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1171423671
リンク先の質問中の8月12日は間違ってます。21日です。すみません。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1271425152
http://megalodon.jp/2011-0917-1415-44/detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1271425152
この新聞記事に異様さを覚えるのは私だけでしょうか?

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kino926/20110912/1315822180