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[政治]ニュース
普天間シフトは「素人」ばかり 関係閣僚初会合 首相の危機感薄く
2011.9.17 01:12
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野田佳彦首相は16日の参院本会議で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題について「引き続き日米合意に従い全力で取り組む。(21日の)日米首脳会談でもこの方針に基づき対応する考えだ」と決意を表明した。ただ、16日に行われた関係閣僚会合でも名護市辺野古に代替施設を建設する日米合意の順守を確認したものの、その道筋は見えないまま。沖縄問題のfばかりが顔を集めているだけに、米側に提示すべき明確な対処方針が練られるかは疑問だ。
米軍普天間飛行場移設問題と沖縄振興に関する関係閣僚会合に出席した5閣僚は、藤村修官房長官と「安全保障の素人」と発言した一川保夫防衛相、「外務副大臣もやったわけではない」と認めた玄葉光一郎外相に加え、沖縄問題とは縁遠かった川端達夫沖縄担当相。安住淳財務相は防衛副大臣を経験したが、普天間問題は北沢俊美前防衛相の専権事項だったため、沖縄で汗をかいたことはない。
さらに、県側の要望の窓口である沖縄連絡室長に就いた事務の竹歳誠官房副長官は、国土交通事務次官出身で沖縄も外交も専門外だ。当初、前原誠司政調会長ら普天間問題に携わった与党議員も会合に参加させることを検討したが、見送った。
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