*.:* prologue *.:*
「ねえ、手繋いで・・・、で でも繋ぐだけね」
「は? 繋ぐだけかよ」
「うん」
「うんってお前・・・、本気で鬼だな!!」
触れてるだけで充たされる
抱きしめてくれるだけで満たされる
甘い痛み 持てあます想い
滲む切なさ 眩しい程の幸せ
忘れてた・・・、こんな気持ち
もう何処か心の隅にこういう気持ちは閉じ込めたはずだったのに
そんな大きな魔法の手があたしを包み込むように抱きしめる
あたしに触れるその指先が少しだけ
抱きしめてくれる両腕が微かに・・・
‘好きだ’と言ってくれたその唇さえ
零れた言葉さえ震えてたのに気がついたのは・・・、
そして気づいた自分のホントの気持ち
もう嘘はつけないから
あなたに伝えたい
‘あたしも愛してる’